暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

平均寿命 健康寿命

2016-06-30 21:08:05 | 健康
今日は、湘南藤沢徳洲会病院の公開医療講座の動脈硬化について受講してきた。

動脈硬化についての講演は勉強になって良い時間が持てたと思えたが、2コマめの「動脈硬化の予防~食事が血管をまもる~」で、看護師さんが話されていた中で、平均寿命、健康寿命についての話が印象に残った。

平均寿命は、男性80歳、女性86歳だという。

平均寿命の年齢から、介護を受ける期間をひいたものが、健康寿命と説明があった。

日常的に介護を必要としない自立した生活を送れている期間が健康寿命なのだ。





健康寿命は、男性71.11歳、女性75.56歳だという。

女性の場合、86-75.56=10.44年 も 介護を受けながら、最期を迎えることになる。





健康寿命が75.56歳と言うと、私はあと15年しかない。

そして、いったいどこのどちらさんに11年もの介護をしていただくことになるのだろうか。

親戚の若い人たちに迷惑はかけたくない。

自分自身で、今住んでいる住居の処分と、荷物の片付け、終の棲家の選択と永住。

元気なうちに、そこまでやり終えて、余生を送ることがいったいできるのだろうか。

医療講座にも、平日ということもあって、高齢の男女が大勢参加して、熱心に聴いており、盛んに質問がでている。

ご自身、ご家族の健康、病気、人生の送り方が多大な関心事なのだろうと思う。

会場に来れていること自体、ずいぶんお元気なんだろうなと思うが、実際は夫のように、自分の病気に苦しんで、少しでもよくする手はないかと、すがりつくように会場に足を運んでいる方も多いのだろう。

「あなたは、元気なうちにホームを探しておきなさい」

と、母が晩年言っていたことがだんだん現実になってくる。

まず、その前に、夫の介護を私は乗り越えていけるのだろうか。
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