これまで様々な仕事をしてきた。
私は人間関係に弱く、働くことに向いていない。
でも、こどもがいなかったので、結婚しても、いくつもの職場を変わって、働いた。
今は、夫の年金と、60歳から始まった私の少しばかりの年金とで、生活しているので、私は、仕事の苦痛から解放された。
厚生年金には加入できた期間はたいして長くないが、勤め人は20年以上やっていた。
働かないで暮らせる生活は、私にとって、どんなにありがたいことかと、毎日感じている。
労働が嫌いなのではなくて、人との関わりがみっともないほど、苦手なのだ。
仕事はがんばってきたし、仕事の勉強も一生懸命した。
だいたい、退職する頃には、周りの人との人間関係はこじれている。
そうなるのは、子供時代に由来する。
小学校でも、嫌な人とは付き合わなかった。
「小学校が楽しかった」というひとがいるが、うらやましい。
どの学校を卒業するときも、うれしかったし、待ち遠しかった。
卒業すると、せいせいした。
会社を辞める時も、辞めてせいせいした。
だから、働かなくていいのが、こんなにもありがたいものなのだと感謝の日々だ。
このような生活をさせてくれている夫に感謝している。
夫はボランティア精神で、私をうちに置いてくれてるんじゃないかと思う。
それでいて、夫と口げんかしてしまうことがしょっちゅうで、私はどこにいっても、こうなんだな。