4年前にデスク用に購入したチェアがある。
キャスターがついていて、移動も楽だし、背もたれも腰に吸い付いて心地よく、シマチュウで気に入って2014年に購入したものだ。
パソコン用に2000年に購入したのもキャスター付きのチェアだ。
選んだ頃はまだ若かった。
実際、動きやすくて便利だ。
ところが、60歳をとうに過ぎて、動きが緩慢になると、キャスターに自分の動きがついていかない。
腰かけようとして、かがんだときに、腰がチェアに当たった拍子に、キャスターが動いて後ろに下がっている途中だと、背後は見えていないので、座りそこなって、ヒヤリとすることがある。
高齢者の事故は、家庭内で起きることが一番多いとも聞く。
去年の年の初めには、キッチンで転倒して、尾てい骨と頭を床に打ちつけた。
動きが鈍くなっているのは、こういうときでなくても、自転車でスーパーに行くとき、下り坂を走っていると、荷物に気が取られたりすると、バランスを崩して、今日も急停車して、倒れるかと思ったところで、なんとか、足を着くのが間に合って事なきを得た。
いつまでも若いつもりでいると、からだはどんどん年を取っている。
少し奮発して買ったデスクチェアだが、もう少し年齢がいったら、キャスターのないものに買い替えないといけないだろうと思っている。