1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2360話目】 見てわからん者は、言うてもわからん。人は教えられても、身に付かん。人は気付かにゃ、身に付かん。何事も経験が大事。

2022-02-23 15:15:32 | 法話
読者高校生が「住職さんが時折『人は教えられても、身に付かん。人は気付かにゃ、身に付かん』と。これって、本当ですよね。中学生の頃、友人に誘われて、他宗本山の林間学校に。そこで世話をしてくれていた体重100キロ近い先生役の女性に、参加中学生達が罵声を浴びせ掛けている姿を見て、悲しい気持ちに」と。

【追伸】
その読者高校生に「何故、悲しい気持ちになったの」と。「その先生役の大きな女性は、年齢的にも、体格的にも、僕のお母さんと同じくらいで。『この豚、汚い、触るな、近寄るな』と、参加中学生達に言われている姿を見て、僕のお母さんがあんな風に言われたら、と思ったら、悲しくなって。実は僕もその頃、太っていたクラスの女の子に同じ様な罵声を。その林間学校での状況を見て以来、その様な酷い言葉は一言もその女の子には」と。「そのクラスの女の子には謝ったの」と尋ねると「1年後くらいに。謝るのも恥ずかしくて。初めは普通に声を掛けるのも後ろめたい気持ちでしたが、話していると、この子は非常に明るく、利発で、僕がこの子の顔を暗くしてたんだ、と猛反省を。人って、ほんと、気付かないと改善は出来ませんよね」「諺に『馬には乗ってみよ。人には添うてみよ』の言葉が。実際に触れ合ってみないと、本当のところは、わからんよね」と。











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