1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【2242話目】地球内の生物は、例外なく、他の生物の命を捕食しなければ、この命を保持する事は出来ない。人間以外の生物は、必要最小限の命を奪いますが、人間というは。残飯世界1の国は、日本にて。

2021-08-20 10:47:43 | 法話

檀家の婆様から「庭木を伐採したいからお祓いを」と。50年前、拙僧が幼い頃、林業の方から「木を切り倒した後には、枝を1本立てておかにゃならん。山神が偵察に来た時、その枝を見て『よし、ある』と確認を。何となくだが、その意味はわかった。庭木のお祓いも、命を奪う事への謝罪と、今日までの御礼報謝にて。

【追伸】
林業の方が「よう、ちっちゃいの(拙僧幼少期)。山神様が、取って付けた様な枝と大木を、見違えるわけがなかろうが。『大木を切り殺した後に、新たな命を育てるか。それなら、よかろう』と見て見ぬ振りして、通り過ぎてくれているだけだ。人間、動けば、誰かが見てる。見られても恥ずかしくない生き方をせにゃ。この伐採の話も同じこと。迷信は、人間の傲慢を抑える為にあるもの。よく覚えとけ。将来、坊主になるんじゃろうが」と。








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