1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 虐待されてきた犬を引き取ると、最初の頃は、頭を撫でようとすると「ウー」と威嚇を。『人間の手は暴力』と頭にインプット、なんだね。

2022-02-18 12:26:45 | 法話
拙僧知人が「住職。昨日の法話、読みました。私もその方とほぼ同じ境遇だった。父親が家にいる時は虐待から逃げる為、近所の犬小屋の中で寝ていた。犬の名前はチャコ、シェパード雌犬。犬小屋に入ったら、チャコは横に避けてくれて、私の寝るスペースを空けてくれた。思い出す度に、今でも、涙が溢れてきます」と。

【追伸】
その知人に拙僧「それで納得がいったわ。何匹も、それも、五体不満足、精神疾患のワンを引き取ってきて養ってるは、チャコちゃんへの恩返しの気持ちだったんだ。『余程、ワンが好きなんだな』と思っていたが、そういう理由があったんだね。人がそう動くには、そう動くだけの理由があるんだな」と。「虐待されてるワンを見たら、自分の事の様に思えて、堪らなくなります。今でも寒い時節になったら、父親に刃物で刺された傷が痛みます。そんなワン達が、我が家へ来た当初は、頭を撫でようとすると『ウー』と威嚇を。『人間の手は暴力(凶器)』と頭にインプットされてるみたいで。ワン達からこの印象(人間の手は凶器)がなくなるまでには、結構な時間が掛かります。情けないという気持ちより、何故か、悔しいという気持ちの方が、大きいですね」と。















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