1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2330話目】 3年前、52歳で他界した元極道の男性が「もし許されて、また人間に生まれる事が出来たなら、今度こそはまともな道を」と。

2021-12-08 16:47:05 | 法話
独身男性が「結婚は邪魔」と。対し、拙僧「刑事が犯罪者に『結婚は』と。『30秒フラットで逃げる為には、家族は邪魔』と。返して犯罪者が『あんた、家族は』と問うと『3度だ。それも今、破局寸前だ』と。『30秒で逃げる犯人を捕まえるのに、家族は邪魔だろ』と。そんな環境で生きてるもんな、君は」と男性に。

【追伸】
この様な会話が、独身檀家男性と暫く続いた。男性が「面白い例えをしますね、住職」と。「ロバートデニーロさんとアルパチーノさんの映画『ヒート』での会話だよ」「へえ、そうなんだ。その映画は見たけど、そんな会話があったかな。まあ、それはいいか。そうですね、似た様な環境ですもんね、私は」「生き方を変える気はないのかい。まだ、30代(当時)だろ」「変える気はない、というより、変えられない、といった方が正解かな」「まあ、人生は人それぞれだもんね。だけど、なるべく、親を、特に母親を泣かさんように」「出来るだけ、そうしたいと思ってます。難しいですが」と。これは、20年以上前の会話。さて、彼の職業はなんでしょう。読者の皆さんも、薄々気付いているとは思いますが。






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