1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 人間は『誰に育てられるか、誰が育てるか』は、非常に大きな問題にて。躾(しつけ)は『するもの』じゃない。躾は『見せるもの』にて。

2022-05-01 08:10:08 | 法話
読者が「住職の法話には度々、お金にルーズの人の話が出てきますが、改善させる方法ってあるんですか」と。「基本的には、自覚の問題ですが、自覚を促す手立ては与えてますよ。『1年間、朝、昼、晩、いつでもよいから、境内の掃除に毎日来なさい』と。が、続く人は少ないかな。続けられる人は改善してるかな」と。

【追伸】
この読者が「掃除する事が、何か改善の要因になっていくのですか。しかし、1年間、毎日はきついですよね」と。「容易い試練を与えても、しっかり身に染み付いたルーズを払い落とす事など出来んもんね。規則正しい生活を身に付けさせる事が、ルーズの改善には最もよき方法かな。それと、今1つ、時間にルーズな人間は、全てにおいてルーズ。人を待たせて平気な人間に、信用出来る要素は、あまりないかな。過去に1人ですが、7年間、毎日朝5時にお寺の境内を掃除して、会社に行ってた男性が。途中から、掃除をする事が喜びに変わっていったと、この男性(現在92歳)が言われておりましたね。禅宗では、最も大事な修行は、掃除する事と。目の前の散らかりを片付けられない人間、そのままにしておける人間が、心の散らかりを改善する事など、出来ようはずがない、と」「以前、住職が法話で、1年365日、毎朝5時から2時間、住職(拙僧)は境内の掃除をしてると。その後に、掃除するところなんて、あるんですか」と。「時期によったら、掃除後、30分で元の木阿弥に。木々の安らぎを与えてもらえる代わりに、落ち葉というリスクも。お寺はなんぼでも、掃除するところはあるよ」と。











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