1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

先祖はんの心って、案外こんなもんかもね。(写真は高野山奥の院霊域)

2016-11-20 15:22:41 | 法話
四国巡拝中宿屋で幽霊と会話、夢の中の話ですよ。「なんちゅう恨めしそうな顔してんねん」と幽霊に。「こんな顔したら同情してくれるかと」「で用事は」「供養を」「じゃ、名前」「本当にしてくれるの」「幽霊に嘘言ってどうすんねん」恨めしい顔が仏顔に。で目が覚めた。夢とはいえ、考えさせられた。

最近「ウザい」と女房殿によく言われる。悲しい。(写真は高野山大圓院山門)

2016-11-20 06:05:36 | 法話
息子から「父さんはどんな時幸せを感じるか」と問われ「そうだな、母さんの嬉しそうな顔を見る時かな。それが見たいから懸命に働いていると言ってもいい。『父さんと結婚してよかった』と死ぬ時に言ってもらえたら十分だ。唯、母さんより1日でも早く死にたい。母さんの死に顔を見たくないから」と。

素人さんには到底出来ない仕事だからプロの方に。(写真は金剛寺千手観音像、京仏師作)

2016-11-19 15:18:30 | 法話
病院、教育委員会、学校、企業、老人会、寺、方々に呼ばれ講演に。それぞれ畑は違っても所詮人間のする事、抱えている問題に大差はないようだ。プロといわれる人は素人さんを納得させる仕事が出来て初めてプロ。不信に思われたらプロの仕事をしているとは言えない。どの分野も人材が育ってないようだ。

親がどんな試練を経て地位や名誉を得たか、それを理解してたら七光りを勝手に悪とは。

2016-11-19 06:13:13 | 法話
親の七光りを嫌がる者が、贅沢な。貰えない人が大半。貰っても光らせる事が出来なければ何にもならん。社会に出たら実力重視、親の影響何て一時の事。先日も「土俵に上らんと相撲は取れん。なら、どんな手を使ってでも上れ。勝負の仕方は後々考えろ。使える物は使え。蹴ろうとするも甘えだ」と若者に。

確かに人間は、内容よりも見た目を重視する傾向が。

2016-11-18 15:35:49 | 法話
兼業農家の檀家さんの所に行くと婆様が「野菜を持って帰れ」と。「有難う」と手に取ろうとすると「それじゃねえ。それはスーパーに出す品や。町の人間は綺麗なのしか買わん。虫も食わん様な野菜を持って行くな」と。以前こんな標語を。「農薬は農毒薬の略語なり。虫はすぐに人はじわじわ殺される」と。