1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

相変わらず、仏や先祖を愚弄してお金儲けをしている者が。 888話目

2017-06-20 07:56:32 | 法話
‪先日電話で女性が「僧侶に『震災非業死家族が成仏出来ず彷徨っている。供養せずば大変な事に』と脅され大金を」と。「それが嘘か真か私にはわからんが、彼の地には阿弥陀もいれば、地蔵も、釈迦も、各宗祖も。彷徨い嘆く精霊を横目に見て見ぬ振りして知らん顔してるとしたら、仏の存在価値って何」と。‬

信仰不思議話は俄かには信じ難いが、あるんだよね、こんな事も。(写真は四国霊場の岩屋寺) 887話目

2017-06-19 15:54:42 | 法話
‪40年前の話。要介護腰痛妻と主人が四国巡拝9年目の秋、主人が目を離した隙に妻が石段から。「終わった」と主人が恐る恐る近づくと「腰痛が」と妻が笑顔で。この話を聞かせると檀家が「お大師さんも1年目に石段から落としてあげればよかったのに」と。何はともあれ、継続があったればこその縁かな。‬

人がそう動くからには、そう動くだけの理由がある。 886話目

2017-06-18 07:56:12 | 法話
‪入社直後から古参女性に虐められると毎日泣いてお寺に。この娘とは長い付き合いで特別な癖が。そこで「君な、常に正面を向いて対応しろ。目だけで人を追うな。言葉の語尾は下げるな。不服に聞こえる。如何なる時も感情を顔に出すな」と。後日改善されたと喜んで。「問題は君にあったという事だな」と。‬

白けた世代も悪いが、我慢の出来ない世代も悪い、かな。 885話目

2017-06-17 07:46:59 | 法話
‪昨日銀行のATMで若い男性が通帳を見ながらゆっくり移動。次順の高齢男性がイラついた顔で「もういいのか」とその若者に。が、知らぬ素振りを。すると「終わったのかと聞いとるんじゃ、このボケ」と掴み掛かり怒鳴りあげた。返事をしない若者、いきなり切れる年寄り。世の中の縮図を見せられた気分。‬

幸せな人は、問題意識を持とうとはしない。事が起こってからでは遅いのだが。 884話目

2017-06-16 07:17:35 | 法話
‪父の癌闘病を思い出す度に「大便小便が普通に出る。ご飯が食べれる。夜眠る事が出来る」この生きる為の最低条件を。人はこの当たり前と思う事が出来なくなった時初めて当たり前の有難さを。日本は今、他国に比べ本当に幸せ。お金さえ出せば何でも手に。いつからこの国は工夫して活かす必要のない国に。‬