60歳で退職後の人生をゴルフとカラオケにかけてきた同級生の
M・Sさんが4月29日に亡くなり、昨日が葬儀でした。伊勢在住で、
訃報は新聞紙上で知り、葬儀当日でした。
今日改めて、伊勢に住むゴルフ仲間と志摩の仲間の3人で、お悔
やみに出かけました。あいにくと今日は家族は近くの朝熊山(通称
たけさん)へ塔婆を立てに行ったとのことでした。
留守を預かるお兄さんの奥さんと、親戚の方が居られ、いろいろ話
を聞かせていただきました。位牌は49日まではまだ家に祭られていま
した。祭壇前には愛用のゴルフクラブ2本が置かれていました。
M・Sさんは、2年ほど前までは、犬遊会にも必ず出られ、それ以外
にもゴルフ場で会うことが度々ありました。また同窓会では、得意の
カラオケで、マイクを持ったら放さないというほどでした。
それが2年ほど前から、手がしびれ、マイクも持てない、クラブも
握れないとの状態になり、話によると、筋肉が萎縮していく病で、
最後は話が出来ない、食べられない(のどの筋肉異常)の難病だった
そうでした。
原因も分からず、それでいて頭はしっかりしているから、本人が
一番悔しがっていただろうと話され、明るく楽しげな遺影を目にし
て ただうなづくのみでした。
74歳、平均余命にはまだ早い旅立ちでした。合掌
人生のラストコーナーに入り、周りから一人また一人と黄泉の
世界へ旅立っていきます。淋しいですが、明日は我が身にかかる
やらも分かりません。今日一日の幸せに感謝しながら生きていく
ことになるでしょう。