夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

震災後の東北各地の卒業式  たくましく生きて欲しい!  

2011-04-03 19:58:30 | Weblog

 昨日まで東日本大震災での死者約12000人、不明者15000人余と言う
中、不明者の捜索や瓦礫の除去など自衛隊や米軍、海上保安庁等必死で行
なわれています。これらの地区の小学校・中学校・幼稚園では卒業式もままな
らぬ状態でしたが、やっとそれぞれの地区で行なわれました。

  中には体育館など被災者の避難所となっていて、その場を片付けての会場
作りからでした。多くの友を失い生徒児童らは悲しみを抱いての卒業式でした。
子供達は
「医者になって役に立つ人間に」「父の後をついで漁師に」「学校
の先生としてこの地に」
など、未来の抱負を語っていました。
       

  まだあどけない幼稚園児も式の間中涙をぬぐうことなく、こちらも涙を誘わ
ました。幼稚園児といえばまだ6歳、初めての苦難があまりにも大きく
この子たちの未来をどのようにして希望を持たせるのか、国が、地域がしっ
かりと支えていかなければならないです。
           

   私には戦後の思い出がありますが、私自身は二人の兄の戦死は悲しい
でしたが父母も姉もいました。家もありました。しかし東京や大都会では戦禍
家も家族も失い路頭に迷う子供達(戦災孤児)が多くいたのです。
  食べるものも与えられず
、「もく拾い」(タバコの吸殻)「ガード下での靴磨き」
などしていたのでした。

  多分わたし達世代でしょう。しかしあれから60余年たくましく生きてきました。

  
東北の子供達も、これからの困難にめげずに、強くたくましく生きて欲し
いと願うばかりです。