三重県が県の政策で高齢者活性のために作られた三重長寿社会大学
は約15年続きました。四日市、津、を基点に松坂、伊勢(志摩との交替)
等、1年に数箇所で1年間政治、経済、社会、三重の歴史、生活に関する事
を大学教授、その道の権威者などから学びました。(毎週1日午前・午後共)
受講した人は定年後ですから60歳以上です。中には80歳近い人もいま
した。元町長・学校長、県民局長、郵便局長、教育長、銀行の支店長と長の
つく人もいれば、家庭の主婦、会社員、公務員、船員など男女様々でした。
1教室50名前後で、四日市や津では希望者が多くて2年も待ったと言う声も
聞きました。幸いわたし達は8期として志摩の地で教室が開かれ仲間ができた
のです。それから13年が経ち当時平均年齢が66歳ほどでしたが、12回総会
(卒業後やしま会が設立)の現在では平均年齢78歳となり80歳以上も多くな
りました。
元々、長寿社会推進協力員として会員だけでなく地域の高齢者の活動を
促すようにと作られたのですから、10年間は様々な形で行事を行ないました。
ボランティアではつたない芸をしながら老人施設の訪問やまた草刈仕事
もしました。グランドゴルフも周りを取り込んでの会に、元気クラブでは近くの
名所旧跡、 山歩き、料理クラブでは健康食作りなど、そして毎年の1泊旅行、
忘年会と仲間同士も楽しんできました。
それまではお互い知らない者同志、ただの市井の人に過ぎないですが、
長寿大1年の絆は断たれることなくでした。
しかしここへ来て、大きく問題が生じました。あまりにも高齢化となり、
役員選出で困難をきたしてきました。役員は2年が決まりですが車にすら
いつまで乗れるか、また市内だけならですが伊勢(南勢志摩の本部)へと
なると、危うさを懸念したりで、今後の存続をどうするかが大きな課題とな
りました。
南勢志摩連絡会からの脱会をの声もあり、独自に新しい会の発足で
仲間との連携は出来るのではなど話は尽きませんでした。
とにかく昼食会もあり、今年1年で結論をとの事になりました。