わたしは伊勢神宮のお膝元伊勢市(当時は宇治山田市)の生まれです。
第二次世界大戦中に田舎へ引っ越して現在地に住みました。
父は伊勢神宮の内宮・外宮に30数年も勤めていました。わたしの頃は、
外宮でしたから、子どもの頃はよく外宮さんに行ったものです。
大鳥居 宇治橋の下 清流の五十鈴川
遷宮を振り返ってみると20年前が58歳、テレビで観ることができました。
その前は38歳仕事が忙しくて、またテレビも放映されたか??そして18歳
の時、これは高校生、テレビもない時代でした。
生まれてこの方4回目になります。多分父は2回は関わっていたことでしょ
うが、父からは遷宮の様子は聞いたことがないでした。多分こちらも大した
興味もなく、聞く耳を持っていなかったのでしょう。
御木曳きだけは子供の頃に覚えはあり、白石持ちはこちらの神社(伊雑宮)
の関係で20年前に行ないました。伊雑宮は皇大神宮の別宮で来年遷宮が
行なわれるのです。(来年がお白石持ちです)
父との思い出として父は年中和服でいたことや、毎月の納来された御供物
が時々木の箱(ミケビツと言った)に入れられて持ってきました。中味は生きた
伊勢海老だったりして神棚をのしのし這っているのを見ました。戦後は伊勢
海老に代わりスルメ烏賊でしたが・・・・・・
今日はわたしとしては最後になるか分からない遷御の儀です。もう直ぐ
始まります。テレビで荘厳な儀式を見られることはありがたいです。
御神体は三種の神器と言われる「やたのかがみ」とされていますが・・・・・
祭主池田厚子様に代わり黒田清子様
松明の灯りで絹の幕の覆われての御神体運び