夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

神様のお引越し  -伊勢神宮遷御の儀ー

2013-10-02 18:38:20 | Weblog

  わたしは伊勢神宮のお膝元伊勢市(当時は宇治山田市)の生まれです。
第二次世界大戦中に田舎へ引っ越して現在地に住みました。

  父は伊勢神宮の内宮・外宮に30数年も勤めていました。わたしの頃は、
外宮でしたから、子どもの頃はよく外宮さんに行ったものです。
       大鳥居                宇治橋の下 清流の五十鈴川
  
   

 遷宮を振り返ってみると20年前が58歳テレビで観ることができました。
その前は38歳仕事が忙しくて、またテレビも放映されたか??
そして18歳
の時、これは高校生、テレビもない時代でした。

 生まれてこの方4回目になります。多分父は2回は関わっていたことでしょ
うが、父からは遷宮の様子は聞いたことがないでした。多分こちらも大した
興味もなく、聞く耳を持っていなかったのでしょう。

  御木曳きだけは子供の頃に覚えはあり、白石持ちはこちらの神社(伊雑宮)
の関係で20年前に行ないました。伊雑宮は皇大神宮の別宮で来年遷宮が
行なわれるのです。(来年がお白石持ちです)

  父との思い出として父は年中和服でいたことや、毎月の納来された御供物
が時々木の箱(ミケビツと言った)に入れられて持ってきました。中味は生きた
伊勢海老だったりして神棚をのしのし這っているのを見ました。
戦後は伊勢
海老に代わりスルメ烏賊でしたが・・・・・・

  今日はわたしとしては最後になるか分からない遷御の儀です。もう直ぐ
始まります。テレビで荘厳な儀式を見られることはありがたいです。
御神体は三種の神器と言われる「やたのかがみ」とされていますが・・・・・
                祭主池田厚子様に代わり黒田清子様
                 
       松明の灯りで絹の幕の覆われての御神体運び