このところNHKスペシャルで「無縁社会」を取り上げていました。
孤独死が3万2千人となる現代社会です。特に都会の片隅で多くの孤独死が
見られます。「隣は何をする人ぞ」の隣とのつながりの無い独り暮らしの生活
では、ありうるわけです。
地縁、血縁が薄れている現代、親子間ですら交流の無い生活がもたらす
結果でしょうが、子どもとて少ない現代これからますますこのような人間関係
が多くなると思うと、「つながり」って何だろうと空しさを感じます。
また「無縁社会」は若者にも社会とのつながりの出来ない一つの悩みがあ
るようです。派遣切り、就職できない、突然の首切りなど明日への生活がか
かっている世代にも、「自分は求められていない」「社会に必要ない」と社会との
断絶感におそわれています。
中には仕事を求めて働くが、転職が多くなり、定職に就けないと・・・・
しかし若者達の中には3Kの仕事(汚い、きつい、危険)を避けるきらいも
あり、「労せずして稼ぐ」もあるでしょう。自分を見つめて、資格を取る、何か
のエキスパート(名人芸などはしっかりと叩き上げられた結果得られる)に
努力するなど、生きていくためにやろうとすればあるのではないかと思います。
異なる番組でしたが若者の中にも失職後生活保護をもらい(11万円ほど)
受け取るやすぐにパチンコ、競馬、ギャンブルにと使ってしまいたまにそれで
稼げると、働くのが馬鹿らしくなり、そのままというのもあるようです。
ハローワークへ行っても条件が合わないと決められないようです。生活保
護費と言っても税金からまかなわれていますから、何おかいわんやです。
「無縁社会」は自分で作ってしまうのでは?独り暮らしでも友だちを求め
たり、回りとのつながりはその気になれば出来るでしょう。引きこもっていて
は孤独になります。つながっていれば必ず助けはあると思います。
わたしもご近所さんとは「付かず離れず」、友だち同志はお互い助け合い
地域社会の中で暮らしています。病気になったときの不安はありますが・・・