JUNSKY blog 2015

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福島第1原発の建屋が爆発=4人負傷 原子力安全保安院の説明は無責任極まる

2011-03-12 22:53:40 | 日記
2011年3月12日(土)

 きょう(3/12)午後3時半頃、福島第一原発の1号機で爆発があった。

福島第一原発 爆発の瞬間 Explosion at Fukushima nuclear plant


 NHKの映像(遠景)が一番具体的な情報だったようだが、1号機の建屋は骨組みだけになっているようであった。

 NHKの取材により、この爆発で東京電力の職員4人が負傷して救急車で運ばれたと言う事態が判明した。

【速報】福島第1原子力発電所1号機爆発か?


 また、3時半頃に敷地境界付近で、1015マイクロシーベルト/時 の放射線量を確認したという。 この放射線量は、一般人が1年に浴びる許容量を1時間で放出していたことになるそうだ。すなわち1万倍近い量である。 しかし、説明者は人間には無害であるかのように説明する。

 
 この事故から2時間以上経った午後5時45分から枝野官房長官が、6時から政府・原子力安全保安院が記者会見した。
 しかし、原子力安全保安院・中村幸一郎審議官の説明は、無責任極まるものであった。


   記者会見で東京電力福島第1原発の状況について説明する
   経済産業省原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官(右)
      =12日午後、東京・霞が関 【時事通信社】

 事故から2時間以上経っているのに、「調査中である」の一点張りで、既にマスメディアが報道している具体的な内容についても認めず「調査中だ」と言い張った。
 
 出席していたマスコミ各社は、事態をどう把握していたかを質問はしていたが、この事態に対する遠慮もあってか、原子力安全保安院の無責任さを厳しくは追求しなかった。
 
NHKニュース 原子力安全・保安院の会見


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福島第1原発の建屋が爆発=4人負傷、原子炉容器は無事―避難範囲、半径20キロに
 (時事通信) - 2011年3月12日(土)17:03
 

 福島県警や東京電力によると、12日午後3時36分ごろ、福島第1原子力発電所1号機(福島県大熊町、双葉町)でドーンという爆発音とともに白い煙が上がった。プラントの復旧作業に当たっていた東電社員2人と協力企業の2人が負傷し、病院に搬送された。いずれも意識はあるが、うち1人は骨折の疑いがあるという。

 同日夜、記者会見した枝野幸男官房長官によると、爆発で崩落したのは外側の建屋で、中の原子炉格納容器は無事。何らかの理由で格納容器から漏れ出た水素が建屋内の酸素と結び付き、爆発したとみられる。

 福島県は同日夜、首相官邸の指示を受け、福島第1、第2原発の周辺10キロ圏内だった避難指示の対象範囲を、福島第1原発のみ同20キロ圏内に広げた。

 1号機は11日の地震で自動停止したが、冷却機能を維持する非常用ディーゼル発電機などが故障。12日午前には冷却水の水位が低下し、核燃料棒の一部が水面より上に露出。冷却が不十分となり、核燃料の一部が熱で溶ける「炉心溶融」を起こした可能性があった。

 東電は注水作業を続けるとともに、格納容器内の圧力を逃がすために、弁を開放する作業を実施。同日午後2時半ごろに弁を開け蒸気を外へ逃がした。

 この作業により、放射性物質が外部に放出された可能性があるが、東電は午後3時29分、発電所の敷地境界で1時間当たり1015マイクロシーベルトの放射線を確認。放射線量は建屋の爆発後には少なくなった。
 



福島第一原発1号機爆発時、3人被曝 県発表
 (朝日新聞) - 2011年3月12日(土)22:59


格納容器の爆発でない=事態悪化防止へ海水補充―枝野官房長官
 (時事通信) - 2011年3月12日(土)22:03


炉心溶融の可能性、東電も認める 福島第一原発1号機
 (朝日新聞) - 2011年3月12日(土)20:26
 

 東京電力の小森明生常務は12日夜の記者会見で、爆発があった福島第一原子力発電所1号機から放出されたとみられるセシウムが検出されたことを認め、「炉心そのものが通常とは違う状況になっている可能性はある」と述べた。原子力安全・保安院が指摘した「炉心溶融の可能性」を認めた。

 1号機の建屋の現状については「上の方は壁がない状況になっているのは、目視で確認できる。下の部分は形はしっかり残っている」と説明。「なるべく見える範囲のものを見ようとしているが、建物の中をくまなく見ることが難しい状況。放射線量がかなり高い」とも述べた。また今後の対処については、圧力容器を冷やすために海水の注入を始めたことを明らかにした。

 一方、原子炉容器内の状態について、高橋毅・原子力運営管理部長は「明確につかめていない」と述べた。会見を始めた午後7時半時点での炉内の圧力や水位はわからない状態という。
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福島第一原発周辺から炉心溶融を示すセシウムが検出

2011-03-12 14:45:09 | 日記
2011年3月12日(土)

 今、各報道メディアで、福島第一原発1号機周辺からセシウムが検出され、炉心溶融を示すものとして報道を始めた。

 メルトダウンへの道をまっしぐらという感じでチェルノブイリ事故やスリーマイル島事故のような事態に陥る可能性もある。

 周辺3kmや10kmの範囲の避難ではとてもすまないものと思われる。

 3km圏内でも、すでに数千人が避難を終わっているというから、どれほどの避難規模になるか計り知れない。

福島第1原発で炉心溶融か=付近でセシウム検出―保安院
 (時事通信) - 2011年3月12日(土)15:03



  原子力緊急事態、初の宣言 福島原発、住民2千人避難 (共同通信)

 NHKは、政府・原子力安全保安院に近い学者(東京大学・関村直人教授)の見解を紹介し、なお“安全性”を強調し、冷静な対応を求めているが、民放では厳しい状況を指摘する学者の発言も紹介している。

 NHKも民放も、セシウムの検出はウラン燃料棒が溶け出していることを示していることは報道している。

 民放はより深刻な事態と捉えているようである。
 NHKも職員は解っているのであろうが、いたずらに混乱を助長しないようにしようという政府・原子力安全保安院に“配慮”している訳であろう。

 一方、沿岸の原子力発電所11基が緊急自動停止し、福島第二原発も警戒する事態になっているようである。

福島第二1~4号も空気放出検討 放射能物質含む可能性
 (朝日新聞) - 2011年3月12日(土)14:13



   福島原発、放射性物質漏れ 燃料破損か、蒸気放出へ
       (共同通信) 2011年3月12日(土)13:27


    沸騰水型の仕組み (Asahi.com より)
   「福島第一原発1号機、燃料の溶融が進んでいる可能性」

    

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福島第一原発1号機、セシウム検出 炉心溶融か
 (朝日新聞) -  2011年3月12日(土)14:19
 


 経済産業省の原子力安全・保安院は、東京電力福島第一原子力発電所1号機で、「炉心溶融が起きている可能性がある」と発表した。発電所周辺のモニターから、放射性物質のセシウムを検出。ウランが核分裂をした後に生成され、本来は燃料棒の中に収まっていなければならないが、炉心が溶けて外に出たとみられる。


福島第一原発1号機、炉心溶融の可能性 保安院発表
 (日本経済新聞) -  2011年3月12日(土) 14:24更新 


 経済産業省の原子力安全・保安院は12日午後2時、東京電力の福島第一原発1号機で「炉心溶融が進んでいる可能性がある」と発表した。発電所周辺地域から、燃料の核分裂に伴うセシウムが検出されたという。

 水位が下がり、燃料棒が露出していたとの報告もあった。燃料自体の熱が上がり、包んでいる金属が溶けるとセシウムなどの検出につながる可能性がある。


福島第一原発1号機で炉心溶融の可能性
 (読売新聞) - 2011年3月12日(土)14:18


東北・太平洋沿岸地震 原発11基自動停止 周辺で火災、電力供給に不安
 (産経新聞) - 2011年3月12日(土)08:00


福島第一原発の緊急事態、想定上回る危険水域
 (読売新聞) - 2011年3月12日(土)13:21
 

  原子炉格納容器内の圧力を下げる作業が始まった福島第一原発1号機の緊急事態は、経済産業省原子力安全・保安院の当初の被害想定を上回る危険水域まで達していることが12日わかった。

 政府の緊急災害対策本部が公表した資料によると、昨日午後10時の時点で最悪の事態が想定されたのは、原子炉の水位が異常低下した同原発2号機。想定では、水位低下で、核燃料棒が露出し、溶融。最悪の場合、格納容器内の圧力が通常運転時の1・3倍程度の527・6キロ・パスカルに達し、爆発を避けるため水蒸気を放出するシナリオを描いていた。実際は、水位が安定し、放出は不要だった。

 燃料損傷の危険が迫っていたのは、実は1号機だった。12日午前2時半に、格納容器内の圧力は、通常時の2・1倍の840キロ・パスカルに達していたことが確認された。想定をはるかに超え、燃料の溶融が起きていてもおかしくない事態だった。

 圧力を下げる作業が行われる同原発1号機では、施設内の中央制御室の放射線量は、通常の1000倍に達している。現時点では放射線量は少なく、燃料の損傷を示すような異常は検知されていない。すぐに炉心溶融につながる最悪の事態(過酷事故)に発展はしないものの、放射性物質の漏えいの原因につながるような内圧の上昇、何らかの燃料棒の損傷や異変が起きている可能性がある。

 このような状況では、炉心が過熱している恐れがある。それが圧力上昇の原因とも考えられる。圧力が異常に高まると、緊急用の冷却水を原子炉内に注入する緊急炉心冷却装置(ECCS)の稼働もできなくなり、制御がますます困難になる。微量の放射性物質を含む水蒸気が外部に放出される程度なら深刻ではないが、燃料棒が損傷して露出し、水蒸気と反応して爆発するような事態になれば、大量の放射性物質が外部に放出されることになる。1979年の米スリーマイル島原発事故と同様の最悪のケースになる恐れもある。 


福岡にも津波注意報 そして既に津波到達!

2011-03-12 03:36:42 | 日記
2011年3月12日(土)

日本海側も広範囲に津波注意報発令

 博多港にも既に到達した模様 以下「NHK地震情報」ページより

 北九州門司港 午後 11:10 40cm
 北九州 小倉 午後 11:10 20cm
 福岡 博多港 午前  2:12 30cm  

 30cmといえば僅かなようですが、津波の力としては相当あるようです。

 私は、今のところ“安全な”福岡に在住ですが、福岡の日本海側も津波注意報の警戒範囲になりました。
 しかし、高台の家なのでまずは大丈夫なはず。

 皆さま、ご心配ありがとうございます。



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NHK広報局
西日本を中心に日本海側の広い地域に津波注意報が追加されました。
NHK地震・津波情報サイトはこちら
 http://bit.ly/eZQ7wC
 (右上の"最新の津波情報に更新"でページが更新されます)


世界最大級、阪神大震災の千倍 南北400キロ、東西200キロの断層帯が破壊

2011-03-12 02:33:00 | 日記
2011年3月12日(土)

 今回の地震のエネルギーは、あの惨事を引き起こした1995年の「阪神・淡路大震災」と比べても千倍の、1923年の「関東大震災」と比べても30倍のエネルギーを持っていたという。

「阪神・淡路大震災」:M7.3

「関東大震災」:M7.9

「今回の大震災⇒ 東北地方太平洋沖地震 」:M8.8

 また、動いた断層の規模は、南北400km 東西200km におよぶ巨大な断層だったという。

 さらに、宮城観測点では、東へ4メートル移動したという。 



地震規模はM8.8、世界最大級 沿岸に大津波
 (朝日新聞) 2011年03月12日 00時43分

破壊断層、南北400キロ=想定領域またぎ大地震に―9日の「本震」か・気象庁
 (時事通信) - 2011年3月11日(金)19:03





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http://www.youtube.com/watch?v=oqmI4FNOMA0

「気仙沼港が火の海」 市街地の民家へ延焼、爆発音も
 (朝日新聞) - 2011年3月11日(金)23:48


地震規模はM8.8、世界最大級
 沿岸に大津波

      (朝日新聞) 2011年03月12日 00時43分

 11日午後2時46分ごろ、三陸沖を震源とする大地震があり、宮城県栗原市で震度7を観測した。東京23区でも震度5強を観測するなど、北海道から九州にかけての広い範囲で震度6強~1の揺れと、津波に見舞われた。地震の規模を示すマグニチュード(M)は8.8で、記録が残る1923年以降国内で最大。昨年2月のチリ大地震(M8.8)に匹敵する世界最大級の地震になった。

 震源は宮城県・牡鹿(おしか)半島の東南東約130キロ、深さ約24キロ。専門家によると、今回の地震エネルギーは関東大震災の約30倍、阪神大震災の約1千倍に相当するという。

 警察庁によると、この地震による死者は12日午前1時現在、宮城、福島、東京などの1都8県で133人、行方不明者は530人。これとは別に、仙台市若林区で津波による200~300人の水死とみられる遺体が見つかっている。

 気象庁は地震発生から約4分後の午後2時50分ごろ、岩手、宮城、福島県に大津波警報(高さ3メートル以上)を発令した。各沿岸での最大波は、福島県相馬市で7.3メートル以上(午後3時50分)、茨城県大洗町で4.2メートル(同4時52分)、岩手県釜石市で4.1メートル以上(同3時21分)だった。宮城県気仙沼市では、沿岸での高さは不明だが、沖合では6メートル(同3時14分)の波が観測された。

 気象庁によると、12日午前0時現在、北海道から高知県の太平洋側を中心に18地域で大津波警報が出ている。同庁は今回の地震を「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」と命名した。

 11日午後3時15分ごろには、茨城県沖を震源とするM7.3の地震も発生。政府の地震調査委員会は同日夜、「震源域は岩手県沖から茨城県沖までの広範囲にわたる。これらすべてが連動して発生する地震は想定外だった」との見解を発表した。


破壊断層、南北400キロ
=想定領域またぎ大地震に
―9日の「本震」か・気象庁
 

      (時事通信) 2011年3月11日(金)19:03

 三陸沖で過去最大のマグニチュード(M)8.8を記録した大地震について、気象庁は、岩手県から茨城県に至る南北400キロ、東西200キロの断層帯が破壊された可能性が高いことを明らかにした。この断層帯は、これまで想定していた地震発生の領域を複数またいでいるといい、同庁は、これが想定外の大地震になった原因とみている。

 記者会見した地震津波監視課の横山博文課長によると、9日に宮城県北部で震度5弱の揺れを観測した地震(M7.3)も同じ断層帯の破壊とみられ、今回の大地震の前兆だった可能性があるという。三陸沖では、過去にもたびたび大地震が発生。1896年にはM8.2の明治三陸地震で2万人以上が死亡、1933年にはM8.1の昭和三陸地震が発生し、死者・行方不明者は2000人を超えた。

 同庁によると、9日と11日の地震はいずれも三陸沖を震源とし、西北西―東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、陸側のプレート(岩盤)と太平洋プレートに圧力が掛かり、滑って発生した。

 これまで将来の発生が指摘されてきた「宮城県沖地震」との関連については、今回の大地震は震源がより沖合で距離があるため、異なるとみられるという。

 日本の過去の大地震では、1923年の関東大震災がM7.9、95年の阪神・淡路大震災はM7.3だった。Mは1上がると地震のエネルギーは約30倍大きくなる。過去最大の8.8を記録したことについて、同庁は「400キロという想定外の長さの断層帯がずれたことで、大規模になった」としている。

 一方、将来発生が予想される東海・東南海地震は、陸側プレートとフィリピン海プレートの境界で起きるため、横山課長は「今回の三陸沖の地震は直接関係しないのでは」との見方を示した。 


宮城県栗原市で2933ガル=強い揺れ2分強続く-気象庁 

      時事通信 2011/03/11-23:42

 三陸沖の大地震で、気象庁は11日、震度7を観測した宮城県栗原市で、瞬間的な揺れの強さを示す最大加速度が2933ガルだったと発表した。同県などでは地震発生直後、強い揺れが2分強続いたという。
 同庁が加速度計を分析した結果、震度6弱だった岩手県大船渡市で991ガル、震度5強だった宮城県石巻市で675ガル、同じく5強の東京都心でも259ガルを観測した。宮城、岩手両県の各地では、最初の強い揺れが2分強も続いた。
 日本では、2008年6月の岩手・宮城内陸地震の際に、岩手県一関市で観測された加速度4022ガルが過去最大という。