JUNSKY blog 2015

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日本の対応を懸念 「放射能被害を過小評価」 ロシアの科学者

2011-03-27 22:43:45 | 政治
2011年3月27日(日)

 本日5本目の記事です。

 殆ど引用ですが、注目すべき記事を見つけましたので御紹介します。

 記事を掲載したのは、西日本新聞。

 発言したのは、チェルノブイリ原発事故について、人や環境に及ぼす

影響を調べているロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士。

 日本の東京電力・原子力安全保安院・政府・主要メディア・“学者”が

チェルノブイリ原発事故後の癌など被曝による障害の研究を元にして

福島原発からの放射性廃棄物の危険性を歪曲・隠蔽して『過小評価』する

中で、放射能汚染の危険性に『警鐘を乱打する』意見表明です。

 ワシントンで記者会見して、日本の対応に懸念を述べたとのこと。

     
         アレクセイ・ヤブロコフ博士
      西日本新聞 ワシントンにて2011年3月25日

 特に当ブログで何度も強調している プルトニウム汚染の恐ろしさ を強調。

「200キロの距離に人口3千万人の巨大首都圏がある」ことも指摘

されています。

 また、チェルノブイリ事故の最終的な死者の推定について、国際原子力機関(IAEA)は「最大9千人」としているが、ばかげている。私の調査では100万人近くになり、放射能の影響は7世代に及ぶ。 との発言も重要です。

 日本の“学者”が「直ちに健康への影響は無い」と語る前提となっている【IAEAレポート】の9千人でも膨大な被害者数ですが、これの百倍以上の死者が出ているということであり、前提とする資料そのものが『過小評価』されたデータであることになります。

 以下、引用をご覧ください。(文字強調は引用者)


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「放射能被害を過小評価」 ロシアの科学者 福島原発を懸念
 (西日本新聞)- 2011/03/27付 朝刊
 

  旧ソ連で1986年に起きたチェルノブイリ原発事故について、人や環境に及ぼす影響を調べているロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士が25日、ワシントンで記者会見し、福島第1原発事故の状況に強い懸念を示した。博士の発言要旨は次の通り。

 チェルノブイリ事故の放射性降下物は計約5千万キュリーだが、福島第1原発は今のところ私の知る限り約200万キュリーで格段に少ない。チェルノブイリは爆発とともに何日も核燃料が燃え続けたが、福島ではそういう事態はなく状況は明らかに違う。

 だが、福島第1はチェルノブイリより人口密集地に位置し、200キロの距離に人口3千万人の巨大首都圏がある。さらに、福島第1の 3号機はプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使った プルサーマル発電だ。もしここから プルトニウムが大量に放出される事態となれば、極めて甚大な被害が生じる。除去は不可能で、人が住めない土地が生まれる。それを大変懸念している。

 チェルノブイリ事故の最終的な死者の推定について、国際原子力機関(IAEA)は「最大9千人」としているが、ばかげている。私の調査では100万人近くになり、放射能の影響は7世代に及ぶ

 セシウムやプルトニウムなどは年に1-3センチずつ土壌に入り込み、食物の根がそれを吸い上げ、大気に再び放出する。例えば、チェルノブイリの影響を受けたスウェーデンのヘラジカから昨年、検出された放射性物質の量は20年前と同じレベルだった。そういう事実を知るべきだ。

 日本政府は、国民に対し放射能被害を過小評価している。
「健康に直ちに影響はない」という言い方はおかしい。直ちにではないが、影響はあるということだからだ

     =2011/03/27付 西日本新聞朝刊= 




東京電力・福島原発より高い津波が襲ったのに無事だった東北電力・女川原発

2011-03-27 21:55:47 | 政治
2011年3月27日(日)

 共産党の志位和夫委員長が3月17日に福島第1原発の事故について

提案した際に、要旨以下のように述べた(ポラリス記事)とのことだ。

 東京電力の責任は大きく「想定外の津波」で言い訳はできないと強調。
2007年に福島原発の危険性について、東京電力に申し入れた書面を記者に配付。
その中で、チリ地震並みの津波が来れば冷却系等が失われ、炉心溶融を伴う重大事態に至ることを警告し、東北電力・女川原子力発電所程度の対策を取るべきだと何度も申し入れたが東電が無視してきた事実を説明した。

今回の大地震津波に際して、東北電力・女川原子力発電所が非常事態に至らず、緊急停止できたことと対照的であることが強調された。
  【ポラリス】 2011/03/20(日) 22:04:31 より 



福島原発事故の対応に関する提案


 今日の共同通信の記事では、
 福島と明暗分けた女川原発 大津波想定、高い敷地に
  と題して、女川原発の特徴を述べている。

 東北電力の女川原発=25日、宮城県女川町で共同通信社ヘリから

             (共同通信) 2011年3月27日(日)18:10

 また、今回の福島原発の深刻な事故を教訓にさらなる安全対策を実施したという。

 女川・東通原発、電源車を常時配備 注水ルートも確認

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福島と明暗分けた女川原発 大津波想定、高い敷地に
 2011/03/27 17:36 【共同通信】

 津波に襲われた東京電力福島第1原発が、危機的な状況を続け住民に退避を強いる一方、より震源に近い東北電力の女川原発(宮城県)は安全に停止、被災した周辺住民が避難所として集う。

 太平洋沿岸の2原発が明暗を分けたのは、設計時に想定した津波の違いによる立地の差。ただ、女川原発にも想定を超えた波が到来しており、避難している住民からは「お世話になっているし、信じるしかない」と複雑な声も漏れた。

 福島第1原発が想定した津波は最高約5・7メートル。しかし、実際にやってきた津波は高さ14メートルに及び、海寄りに設置したタンクやパイプの設備を押し流した上に、重要機器の非常用発電機が水没。東電は原子炉を冷却できなくなる事態に追い込まれた。

 東電は「想定には設計当時の最新の知見を取り入れたが、はるかに超えてしまった」とする。

 一方、宮城県沖地震など幾度も津波に見舞われた三陸海岸にある女川原発で、東北電は津波を最高9・1メートルと想定。海沿いに斜面を設け、海面から14・8メートルの高さに敷地を整備した。

 港湾空港技術研究所(神奈川)などの調査では、原発から約7キロ離れた女川町中心部を襲った津波は、原発の敷地の高さと同じ14・8メートル。津波は一部で斜面を超えた可能性もあり、1~3号機のうち最も海に近い2号機の原子炉建屋の地下が浸水したものの、「重要施設に津波は及んでいない」(東北電)という。

 浸水で2号機の非常用発電機の一部が起動しなかったが、別の系統が稼働し、無事停止した。

 そんな原発に、周辺から被災した住民が身を寄せる。東北電は敷地の体育館に最大で約360人を受け入れ、食事も提供している。町内の60代女性は「原発の交付金で町にハコモノばかりでき、何だと思っていたが、それのおかげで命拾いしたので、複雑な思いです」とつぶやいた。 



東北電、津波対策を実施 女川、東通両原発に電源車
 (西日本新聞)- 2011年3月27日 19:11


女川・東通原発、電源車を常時配備 注水ルートも確認
 (朝日新聞)- 2011年3月27日20時6分
 

  東北電力は27日、女川原発(宮城県石巻市、女川町)と東通原発(青森県東通村)の構内に、電源車を常時配備したと発表した。東日本大震災の津波で東京電力福島第一原発の外部電源と非常用電源がともに失われ、大事故につながったことを踏まえ、安全対策を強化したという。

 電源がすべてなくなることは原発の設計で想定されていなかった。このため、万が一にも電源が失われた場合に備え、電源車を原子炉の緊急炉心冷却系の電池や中央制御室の計測用配電盤につなぎ、急場をしのぐことにした。

 このほか、緊急冷却用の海水をくみ上げるポンプの予備モーターを発注した。原子炉建屋内の使用済み核燃料プールに消防車で注水するためのルートも確認しているという。 



会見で核心はぐらかす東電副社長 (gooニュース)

2011-03-27 21:40:22 | 政治
2011年3月27日(日)

 東京電力の当事者能力が皆無の無責任対応にマスメディアの記者も

官邸も枝野官房長官も相当不快感を持ち、イライラしているようだ。

 間接的に記者会見の様子の極一部だけをテレビニュースで見ていても

何かひとごとのように説明している東京電力のスポークスマンに

腹が立つばかりである。

 社長も副社長もめったに出てこないが、出てきても無責任極まる態度だ。


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電源喪失後のビジョン語らず 東電武藤副社長
 (レスポンス) 3月27日(日)18時52分
 


   東電武藤副社長
   
(東電本店) 撮影=石田信一郎

26日夕、東京電力本店(千代田区内幸町)で開かれた原発担当の武藤栄副社長の会見が荒れた。いまだ予断を許さない福島第一原発の状況について、津波後のビジョンが語られなかったからだ。武藤氏は原子力発電を牽引した立場にいる。

会見の雲行きが怪しくなったのは、新聞『赤旗』の記者が「津波によって電源が失われた場合の想定はしなかったのか」と、質問した後のことだった。

「発電所内の電源は地震でなくなったが、その時にディーゼル発電はしっかり起動している。地震では電源はなくなっていないわけだが、その後の津波が襲ったところで電源を喪失している。津波が今回の電源をなくした原因だと言えようかと思う」

原発は緊急停止後も、原子炉を冷却するために水を循環させなければならない。今回の事故は、そのための電源が失われ原子炉内の温度を制御できなくなったことが、事故の根幹にある。それは今も復旧作業中で、解決されていないのだ。

電源を喪失したときのバックアップ体制はどう考えられていたのか。しかし、武藤氏は、それに答えることはなく、「地震の後も、電源は確保できていた。津波によって電源は落ちた」と、喪失した原因が津波であるということを繰り返し、その後を語ろうとはしなかった。

記者が繰り返す同じ質問に武藤氏は「電源がなくなった場合でも、原子炉を冷やすことができるように設計はされている。ただ、これは一定の時間バッテリーを使いながら、原子炉の中の蒸気でもって原子炉を冷やすことが基本的な考え方」と前置きして、説明を始めるのかとと思いきや、再び、こう話し出した。

「バッテリーの稼働の時間を超えて電源が復旧できないような状況になるというのは、今回の津波が全ての電源設備を利用できないような状況にしたということがある」

核心をはぐらかす武藤氏に、「今、この状況下で、最悪の事態をどのように想定しているのか」と、何人もの記者が詰め寄ったが、その回答も次のようなものだった。

「ともかく原子炉を冷やすということに尽きると思う。そのためには原子炉の中に水を入れ続けるということが大事なわけで、淡水の注入を続けていくということが引き続き大切なこと」

そして会見は打ち切られた。

(中島みなみ)  


事前に放射線検出、「官邸に報告はなかった」 枝野長官
 (朝日新聞) - 2011年3月26日(土)19:58
 

 
 枝野幸男官房長官は26日の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所で作業員3人が被曝(ひばく)した問題をめぐり、東電が事前に別の場所で高い放射線量を確認していたことについて「少なくとも官邸に報告はなかった」と語った。

 枝野氏は「大変危険な中で作業する作業員の安全確保、事故による被害・影響を最小化させていくという役割の両面で必要な情報を正確、迅速に報告してもらわないと、政府としても適切な指示が出せない。作業員、ひいては国民から不信の念をもたれる」と述べ、東電側に報告の徹底を求めていく考えを示した。 


官邸に報告なし…枝野長官、東電に不快感(読売新聞) - 2011年3月27日(日)06:59


運転中の原子炉内の1千万倍;29億ベクレル/cc の超強度の放射能汚染

2011-03-27 20:53:32 | 政治
2011年3月27日(日)

 今日の昼前のニュースには驚いた。

 先日の第3号機タービン建屋での作業員3名の被爆事故の際、

運転中の原子炉の冷却水の1万倍という数値に驚いていたのに、

今日は、第2号機のタービン建屋で、その千倍の超強度の放射能に

汚染された実態が発表された。

1cc当たり29億ベクレルの放射性ヨウ素134 が検出されたという。

運転中の原子炉の冷却水の1千万倍 ということになる。

 この発表は夜になって『誤りがあった』として再度計算されているようだが、

一度発表してしまったものは取り消せないと思う。

 だいたい、このような社会的インパクトが大きい、高濃度の数値を

詳細な検証なしに最初から発表するはずがない

 『誤りがあった』という発表の方が、むしろ疑わしく思える。

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 また、第3号機について、プルトニウム汚染の恐れ があるが、

東京電力はこれまで測定してこなかった ことが判明したことを、

昼前の民放(テレビ朝日系列)でようやく報道したが、

お昼のNHKニュースでは、これを報道しなかった。

政府側から何らかの圧力があったことが疑われる。

     *****************

 排水口から330m付近の放射能汚染も、規制値の1850倍にもなっているようだが、

経済産業省・原子力安全・保安院は、相変わらず

「潮流で拡散されるため、人体の健康に影響はない」

との見解を示したという。 

魚は半径30km圏内に定住しているわけではなく、遠距離を回遊するし、

魚介類・海藻類などを通して濃縮され、食物連鎖の中で一層濃縮されて

人々の食卓に登ることを全く考えていない。

全く国民の健康を度外視した無責任な対応だ。

 こんな馬鹿げた言い分に「突っ込み」を入れないマスメディアも本当に

国民の安全と健康のことを考えて報道しているとは思えない! 


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原子炉水の1000万倍=2号機水たまり、高濃度放射能―海水も上昇・福島第1原発
 (時事通信) - 2011年3月27日(日)14:03
 

 東日本大震災で深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、2号機タービン建屋地下の水たまりで26日朝採取した水に含まれる放射能濃度が、運転中の原子炉内の水の約1000万倍(1立方センチ当たり29億ベクレル)に上ることが分かった。水たまり表面の放射線量も毎時1000ミリシーベルト以上と、同原発でこれまで測定された線量で最大。東京電力が27日発表した。

 2号機は14日から15日にかけて原子炉の水位が大幅に低下し、燃料棒が損傷。格納容器下部の圧力抑制室も一部破損した可能性が高い。燃料棒内の核分裂生成物が漏れているとみられる。東電によると、原子炉は現在、真水注入で比較的安定しているが、高い放射線量が復旧作業の妨げになることが懸念される。

 一方、1~4号機放水口の南約330メートルの場所で26日午後2時半に採取された海水からは、濃度限度の1850.5倍(同7.4ベクレル)の放射性ヨウ素131が検出された。同所の濃度は25日午前8時半に1250.8倍で、26日午前8時20分に750.0倍に低下したが、再び大幅上昇した。

 この放射性ヨウ素が1~4号機のどこから出たか不明だが、東電は水に含まれて流れてきたとの見方を示した。ペットボトル1本程度を飲むと一般人の年間被ばく限度を超える濃度だが、経済産業省原子力安全・保安院は半径20キロ以内の住民は避難しており、潮流で拡散されるため、人体の健康に影響はないとの見解を示した。 


放射性物質「1千万倍」は誤り…東電など訂正
 (読売新聞) - 2011年3月27日(日)20:42
 

 東京電力と経済産業省原子力安全・保安院は27日午前、2号機のタービン建屋地下1階にたまった水から1立方センチあたり29億ベクレルという高濃度の放射性ヨウ素134が検出されたと発表した。

 運転中の原子炉内の水に通常含まれる放射性物質の濃度の約1000万倍にあたるとしていたが、東電と保安院は同日夜の記者会見で、「データの評価に誤りがあった」として、検出の事実を訂正した。 



プルトニウム混合燃料【MOX】運転中の福島第1原発 第3号機 関連

2011-03-27 00:54:51 | 政治
2011年3月27日(日)

 プルサーマル運転中であった福島第1原発 第3号機 での被曝事故につき

 東京電力の3月25日の記者会見によれば
【東電や保安院によると24日、3号機のタービン建屋地下1階で、深さ約15センチの水たまりにつかりながら作業をしていた3人の作業員が被曝した。東電が事故後、この水を調べたところ、1立方センチメートルあたり390万ベクレル(放射能の単位)が検出された。
 原子炉を通る冷却水は通常でも放射能をおびるが、強さは1立方センチメートルあたり数百ベクレルほどだという。水からは放射性物質コバルト60やヨウ素131のほか、セシウム137などが検出された。普段の原子炉内の水では、ほとんど検出されない元素だ。
 東電の担当者は「セシウムは破損した燃料棒から出てきたものと考えられる」という。
 今後、この水にウランや プルトニウムが含まれていないかどうかも調べる という。】
  (読売 2011年3月25日12時11分)
 と発言したが、私がフォローした範囲では、その後
 「ウランやプルトニウムが含まれていないかどうか」調べた結果報告は見当たらない。

 また、枝野官房長官は3月25日の記者会見で、
【(プルサーマル発電)については、当然それぞれの炉がどういう性格を持っているかということ含め、原子力安全委員会含めて専門家のみなさんに、様々な可能性、危険性を指摘していただきながら対応してきているところ。いずれの炉についても、これ以上の事態の悪化を防ぐということが必要であるという状況は同じであると思っている。そうした中でご指摘のあった プルトニウムなどについても、しっかりと線量、放射線物質の出ている状況などがないかについてモニタリング は、より危険性の高いものについてよりしっかりとしたモニタリングを行うことの指示はこの間もしてきている。】
   (朝日 2011年3月25日20時35分)
 と答えた。

 しかし、官房長官からもこの問題は調査報告されていないようである。

 あるTwitterのつぶやきによると
【保安員会見中。建屋内に溜まった水の検査で プルトニウムは「やる意味がないからやらない」。全く意味がわからない。こんな明確な嘘をつかれて記者はなぜ追求しないのか!追求しないマスコミも共犯だ!】とある。(3/26,23:30頃UP)

 関連のWebニュースを検索してみたが見当たらなかった。
 「マスコミも共犯だ!」とある通りなのかも知れない。
  いわば、「プルトニウム汚染」は、プレスコード(禁句)になっているのだろう。


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核燃料の損傷、進行か…汚染水から放射性物質
 (読売新聞) - 2011年3月26日(土)22:51



 

 東京電力福島第一原子力発電所の放水口付近で採取した海水から、高濃度の放射性ヨウ素131が検出された問題で、東電や経済産業省原子力安全・保安院、専門家は26日、汚染水が原子炉につながる配管などから海に放出されたという見方を強めた。

 汚染水からは、燃料が核分裂した際に生成する多種類の放射性物質が検出され、燃料損傷が進んでいる可能性を示している。大気中の放射線量に大きな変化はなく、浮遊する放射性物質が降下して海に溶け込んだことが原因とは考えにくいとの見方が強い。

 この海水は福島第一原発1~4号機の放水口から南へ約330メートルの場所で採取された。検出された放射性ヨウ素131の濃度は1ミリ・リットル当たり50ベクレルで、原子炉等規制法で定める濃度基準の約1250倍だった。

 海水が高濃度の放射性物質で汚染された原因について、原発周辺で大気中の放射線量が急増した事実はなく、浮遊している放射性物質を落とす雨も降っていないことから、東電は26日の記者会見で「原子炉につながる配管から汚染水が流れ出した可能性がある」と説明した。


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以下、私がツィートした内、プルトニウム関連 のものを再掲
  (色文字補強は、ブログ再録時に付加)

【読売】核燃料の損傷、進行か…汚染水から放射性物質 http://t.co/I8qV8Fr 汚染水が原子炉につながる配管などから海に放出されたという見方を強めた。  汚染水からは、燃料が核分裂した際に生成する 多種類の放射性物質 が検出され、燃料損傷が進んでいる可能性を示している。

【読売】福島第一3号機、冷却水位下がり燃料棒が露出 http://t.co/VOHv4lc 3号機では昨年9月から、使用済み核燃料から取り出した プルトニウム を混ぜた核燃料(MOX燃料)を炉内に入れて発電する「プルサーマル」を実施していた。原子炉の圧力容器や格納容器の破損の可能性も

【読売】放射性物質、影響は http://t.co/qGJvOAF 使用済み核燃料の中には、毒性の強い「プルトニウム 239」や「ヨウ素131」「セシウム137」「クリプトン85」「キセノン133」などの放射性物質が含まれている。

【読売】使用済み核燃料 http://t.co/k4LcKhj 原子炉内にある核燃料は、使い終わった後も熱を放出し続ける。この使用済み核燃料には、毒性の強い プルトニウム などの放射性物質が含まれており、人体に大量に入ると、がんなどの深刻な被害をもたらす。

【朝日:2011/3/13】http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103130070.html 3号機では、通常のウラン燃料とは違い、ウランと プルトニウム を混ぜた「MOX燃料」を使ったプルサーマル発電が昨年9月に始まったばかりだった。

【朝日】最悪回避へ最終局面 福島第一原発事故 http://t.asahi.com/1ocu 最悪ケースをたどれば、溶けた燃料がプールの下にたまる。燃料中には プルトニウム があり、核分裂が連続して起きる「臨界」が心配だ。ただ一緒に溶ける制御棒の成分が臨界を抑制するかもしれない。

【朝日】枝野官房長官の会見全文〈25日午後4時過ぎ〉 http://t.asahi.com/1sa8 ご指摘のあった プルトニウム などより危険性の高いものについて、線量、放射線物質の出ている状況などについてよりしっかりとしたモニタリングを行うことの指示はこの間もしてきている。

【朝日】被曝現場水たまり、通常の冷却水の1万倍濃度の放射能 http://t.asahi.com/1rew 「今後、この水にウランや プルトニウム が含まれていないかどうかも調べるという。」 と昨日のニュースでは書いていたが、その後実施されたのだろうか?報道されたのかどうか?不明

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