震災発生後5日目となる15日までに、地震津波の直撃を受けて
亡くなった方も含めて警察官6名が死亡(殉職)し、
今も27名が行方不明と言う。(昨日までは43人と言っていた)
昨日のニュースでは、自衛隊員45名も行方不明だと言う。
これほど多くの隊員が行方不明になるとは、極めて困難な救出作業
なのだろうと思う。 まさに命懸けだ!
福島原発の原子炉への給水活動を行っていた自衛隊員は爆発に巻き込まれて
4人が負傷し、1人が体内被爆したという。 警察官もまた同じ。
原子炉の暴走をくい止めるための最重要作戦は
自衛隊員が行っているようである。
東京電力の職員は何をやっているのだろうか?
その上、今日の放射線量異常上昇にあたって、
給水活動にあたる者を除いて、東京電力の職員は避難する
と東電は記者会見で表明した。
自衛隊員や警察官は、見捨てられるのか?!
こんな扱いでは、自衛隊員や防衛省が怒るのも当然だろう!
あまりにもひどい東電の対応に菅総理も「イラ菅」ぶりを発揮したらしい。
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一方で、自衛隊は、昨日現在で、1万6千人の被災者を救出したと言う。
あの『瓦礫』の山に果敢に挑戦して、見つけ出し救出したのだから、
もっとスポットライトを当てられるべきだが、今一つ活動ぶりを評価した
報道は少ない。
私は、武力組織としてアメリカに従属している自衛隊には反対だが、
自衛隊員の国民を守りたいと言う「心意気」と災害救助能力は、
高く評価したいと思う。
人手不足を補うため予備役の招集を打診し、6千5百人が応募したという。
命懸けの危険が伴う困難な活動が解っているのに見上げた心がけだ。
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安全のはずが命がけ…怒る自衛隊・防衛省
(読売新聞) - 2011年3月15日(火)14:47
放射能汚染の懸念が一層高まる事態に、自衛隊側からは怒りや懸念の声が噴出した。関係機関の連携不足もあらわになった。
3号機の爆発で自衛官4人の負傷者を出した防衛省。「安全だと言われ、それを信じて作業をしたら事故が起きた。これからどうするかは、もはや自衛隊と東電側だけで判断できるレベルを超えている」。同省幹部は重苦しい表情で話す。
自衛隊はこれまで、中央特殊武器防護隊など約200人が、原発周辺で炉の冷却や住民の除染などの活動を続けてきた。東電や保安院側が「安全だ」として作業を要請したためだ。
炉への給水活動は、これまで訓練もしたことがない。爆発の恐れがある中で、作業は「まさに命がけ」(同省幹部)。「我々は放射能の防護はできるが、原子炉の構造に特段の知識があるわけではない。安全だと言われれば、危険だと思っていても信じてやるしかなかった」。別の幹部は唇をかんだ。
東日本大震災 首相主導で防衛省混乱 唐突増派、日米計画に影響
(産経新聞) - 2011年3月14日(月)08:00
警察官6人が殉職=依然27人が不明―東日本大震災、被ばく例も・警察庁
(時事通信) - 2011年3月15日(火)01:03
会議室外まで響きわたった東電しかる菅首相の声
(読売新聞) - 2011年3月15日(火)10:21
爆発で警察官ら3人被ばく、陸自隊員4人けが
(読売新聞) - 2011年3月15日(火)03:09
被ばく自衛隊員、体内被ばくの可能性…外傷で
(読売新聞) - 2011年3月15日(火)01:26
14日までに1万5900人救助=福島第2原発の給水続行―自衛隊
(時事通信) - 2011年3月15日(火)01:03
予備自衛官、災害派遣に初活用=民間人希望6500人
(時事通信) - 2011年3月14日(月)13:03