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福島第1原発 人為ミスも続く お疲れもピーク・・・?

2011-03-17 18:49:13 | 政治
2011年3月17日(木)

 福島第1原発で、原子炉と使用済み燃料の暴走と言うトラブルに輪を掛けて

人為ミスが続いているようだ。

 昨日は、東京電力本社と現地を結ぶ情報の命綱である専用の光ケーブルを誤って切断していたというお寒い話。
 それも今日の午後に成って発覚したというから何と言う隠蔽体質!

 各種のデータ通信やテレビ会議に使う回線は、つい先程の5時半にようやく回復したという。

 24時間以上重要な回線が途絶していたことになる。

東電、本社と第一原発結ぶ光回線を誤切断 通信に支障
 (朝日新聞) - 2011年3月17日(木)13:12


 一方、自衛隊ヘリコプターからの給水と、警察庁の放水車による給水は、いずれも実行されたようである。

 しかし、これらの作戦は、自衛隊員と警察官が行い、原子力安全保安院や東京電力の職員は参加せず、見守るだけという対応だった。

「祈るような気持ち」高濃度の放射線、機長判断で水投下
 (朝日新聞) - 2011年3月17日(木)15:30


 自衛隊員と警察官は、まさに「決死隊!」として飛び込んでいるのに!

地上放水11人、決死の任務=「リスク承知」「ぶっつけ本番」―警視庁
 (時事通信) - 2011年3月17日(木)19:03
 



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東電、本社と第一原発結ぶ光回線を誤切断 通信に支障
 (朝日新聞) - 2011年3月17日(木)13:12
 

 東京電力が16日夕、福島第一原子力発電所と本社などを結ぶ光回線を誤って切断していたことが分かった。約8時間以上も電話やデータ通信に支障が出る状態になっていた。

 東電によると、16日午後5時20分ごろ、通話やデータ通信に使う回線が切断された。福島県富岡町での送電線の補修工事が原因だった。電話の専用回線が復旧したのは17日午前0時半ごろ、各種のデータ通信やテレビ会議に使う回線は同5時半だった。

 通常の電話回線は地震直後に使用できなくなっており、専用回線が不通になった間、第一原発は本社に対し、放射線量や炉圧の数値など重要なデータを口頭で伝えるしかなかったという。 



地上放水11人、決死の任務=「リスク承知」「ぶっつけ本番」―警視庁
 (時事通信) - 2011年3月17日(木)19:03
 

 警視庁機動隊の隊員ら11人が17日午後、東日本大震災で被災した福島第1原発に到着した。同庁幹部は「リスクは承知の上だ」と語ったが、苦渋の色がにじみ出ていた。

 機動隊員10人、警備2課管理官1人が午後2時57分、第1原発に向かったとの報告を受けた―。同庁警備部幹部は午後3時すぎ、報道陣を前にこう切り出した。

 3号機に向け、放水車を操縦する10人は警部補以下の25~41歳。大半が既婚者だ。緊急招集に応じ、被ばくの危険がある現地に赴いた。

 福島第2原発で東京電力などと綿密な作業手順を確認したが、第1原発に見立てて訓練する時間もないほどの慌ただしい出動だった。

 同幹部は「現地の放射線のレベルは低くはないと聞いている。(隊員の健康に)リスクがあるのは承知の上だ」と語り、放水車が廃棄処分になる可能性にも言及。説明中は目を赤くした。

 警視庁では派遣隊員らと密に連絡を取り合ってきた。別の幹部は「ぶっつけ本番で、隊員の緊張はピークだろう」と明かし、「決死隊だ」と唇をかみしめた。

 警察庁幹部も「厳しい任務と思うが、しっかりやり遂げてほしい」と祈るように語った。  


「祈るような気持ち」高濃度の放射線、機長判断で水投下
 (朝日新聞) - 2011年3月17日(木)15:30
 

 「うまく行ってほしい。祈るような気持ちだ」――。陸上自衛隊ヘリが福島第一原発3号機などに向けて、17日午前に実施した4回の空中放水。テレビで見つめた陸自幹部の一人はうなるように言った。上空は毎時87.7ミリシーベルトという高濃度の放射線量の中での投下作業。最終的には、機長の判断で決行された。

 ヘリコプターが高度を下げながら福島第一原発の3号機付近に近づき、つり下げたバケツから水を投下させては遠ざかる。放水作業は、NHKが30キロ以上離れた地点から生中継した。

 最初の放水は午前9時48分。映像によると、ヘリは3号機のほぼ真上から水を投下。大きな白い固まりとなった水の大半が、爆発で建屋が骨組みだけとなった3号機に命中したように見えた。投下後、炉からは水蒸気のような白い煙が上がった。

 同52分、別の方向から近づいたヘリが、やや高いところから3号機に向けて放水。通過しながらの投下のため水は帯状になり、霧のようになって3号機に降り注がれた。

 3回目の放水は同54分。隣の4号機付近の上空からで、同機に向けられたようにも見えた。霧状の水が4号機の辺りに注がれた。4号機は炉心に核燃料は入っていないが、3号機と同様、使用済み燃料が貯蔵してあるプールが冷却できない状態となって水温が上昇している。4号機は建屋が残っているが、壁に穴があいている。

 午前10時ごろには、再び3号機に向けて投下した。数分間隔でヘリが現れ、放水する作業が4回繰り返された。

 画面の映像では、水は原子炉の周りに散らばったこともあったようにも見えるが、陸自幹部は「テレビ映像だけでは分からないから」と話した。

 ヘリによる放水は本来は山火事の消火などを想定したもの。本来ホバリングしながら作業したいところだが、放射線の被曝(ひばく)を少しでも減らすため、上空の同じ場所にとどまらず、移動しながらの難しい放水だ。