ティラノサウルスの家族

来月、絵本「けがをした恐竜」（こぐま社）を発刊します。ティラノサウルスの家族の物語です。
ティラノサウルスの家族は、体が大きく、力も強いお母さんがリーダーです。ある日、子どもたちが
ヨロイ竜エドモントニアにちょっかいを出してしまいました。エドモントニアに追いかけられた子ども
たちは、お母さんの足元に逃げ込みますが、エドモントニアがお母さんの足にぶつかってしまいます。
さあ大変、お母さんは足にけがをして立ち上がれなくなりました。リーダーが動けなくなった家族は、
お父さんがエモノの草食恐竜を捕まえに行きますが、このお父さんは頼りなくて、うまくエモノを
捕まえることができません。（画像は、お父さんが手ぶらで帰ってきたところです。）するとお母さんは、
おなかをすかせているのに（しかもけがが痛いのに）、お父さんが手ぶらでも、無事に帰ってきたことを
喜びます。決して稼ぎ？の悪い夫に向かって怒ったりしません。ティラノサウルスのお母さん、体も
大きいけど、心も大きいです。その後お父さんは、捕れる範囲の小さなエモノ、トカゲや魚などを捕って
くるようになりました。