西加奈子 著。
ふわふわっ・・・としたちょっとファンタジックな雰囲気のストーリー。
主人公のムコさんとツマ、このツマに感情移入できるかできないかが分かれ道。
私は大丈夫でした、いや、かなり好きでした。
一番のお気に入りは9歳の大地くん。
将来が楽しみだ。
映画化されたのは割と最近で、観てないけれど配役を知ってたので
読みながらツマはもう宮崎あおいちゃんそのもの。
ただ、ムコさんの向井君はどう考えてもキャラが違い過ぎて
そこを修正しながら読むのがけっこう大変だった。
実写はどうだったんでしょうかね。
夫婦だって謎がある。
死ぬまでわからないこともある・・・かもしれない。
“好き”って言葉、普段あまりにも気軽に使ってるけど
なんだかとっても深い言葉なんだなぁ、ってこの本で気付かされた気がします。
一個でもジ~ンときたものがあれば満足満足。
本てやっぱりいいね。