今日のシネマ
サイタマノラッパー 2008年 サイタマノラッパー2/女子ラッパー傷だらけのライム 2010年 サイタマノラッパ―/ロードサイドの逃亡者 2012年
サイタマノラッパー = 埼玉のラッパー
“埼玉の”というのが気になって何も知らずに借りた作品。
三部作、というのも(もしかしてまだ続きがあるのか?)「1」を観て初めて知った。
『まだ誰も観たことの無い、まったく新しい甘酸っぱいヒップホップ青春映画の傑作』
これ・・・実に面白い!
っていうか、これを面白いと思える自分が・・好き。(笑)
ラップなんて普段まず聞かないし、興味もない。
・・あ、違う!
ず~~と昔、EMINEMの「8Mile」を観た時、あまりのカッコよさに大感激し、
すぐにレコード屋さんに行って(当時はまだアマゾンとか知らなかった・・)出てるアルバム全部購入し
来る日も来る日もEMINEM聞いてたなぁ・・・(遠い目)
何が言いたいかっていうと、今回のSHOGUNという埼玉のラッパーたちは全然カッコ良くない。
むしろ、ダサい。
でも、彼らにはラップしか自分を表現するものがない。
カッコ悪かろうが、下手くそだろうが それしかない。
その“あがき”みたいなのが こっちにバンバン伝わってくるわけ。
最初、だっさー・・って思ってたのが、いつの間にか がんばれ、って気持ちに変わってた・・
「2」は新鮮だった。
女子もラップってやるんだぁ~って感動した。
埼玉と群馬のらっぷ抗争?も面白かった。
なんか、ちょっと羨ましくなった。
「3」は ラップグループSHOGUNから脱退し、夢を持って東京に行ったマイティが主役。
しかし、現実は厳しくどん底の生活。
あっちから追われ、こっちからも追われてタイトル通りの「逃亡者」に。
生き方がひどく不器用で見てて苦しくなるくらい。
だけど、なんだか泣かされました。大泣きでした。
なんなんだ、この映画は。
自分が置かれている環境と余りにも違う世界・・・
だけど、今もどこかでこうやってあがいてる若者たちがいっぱいいるに違いない。
もっかい言います。
この作品に感動し泣けた自分が・・好き。