今日のシネマ
2016年 イギリス
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これも最近観ました。
記憶が新しいうちにアップします。
ニューヨークの社交界で名の知られたマダム・フローレンスは、ソプラノ歌手になる夢を追い続けていたが、
自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気づいていない。
夫のシンクレアは、愛する妻に夢を見続けさせるため、マスコミを買収して信奉者だけを集め、
小さなリサイタルを開催するなどしていたが、ある日、フローレンスがカーネギーホールで歌うと言い出して……。(映画com.より抜粋)
実話だそうで、びっくりしました。
今も尚、カーネギーホールの伝説になっている話らしいですよ。
メリル・ストリープ で始まり、メリル・ストリープで 終わった・・・
私は今まで何度、彼女を賞賛したことでしょうか。
もう、うんざり、って思う人もいるでしょうが、
彼女は本当にうんざりするほどの名女優だと私は言いたい!
全編に渡る彼女の音痴振りに関して、(っていっても 全部の音程がはずれているわけではなく、微妙な感じがまたすごい!)
吹き替えかと思っていた私ですが、全部メリル本人が歌っているとか・・
それだけで驚きなのですが、これがまた、本人の声、歌い方にそっくり!
コメディ色が強い本作ではありますが、これはもう、立派なラブストーリーだと私は思います。
夫であるシンクレアのフローレンスに対する愛情ったら!!
シンクレアは ヒュー・グラント が演じていますが、この役、彼らしさが出ていてすごいいい。
そして、忘れちゃいけないのが、ピアニストのコズメ!!(サイモン・ヘルバーク)
彼もすごくいい味出してまして、メリル同様、ピアノは全て彼自身が弾いているそうです。(これまたビックリ!)
お金にものを言わすところとか、愛人のくだりとか
チャチャを入れようと思えば たくさんあるのだけど、
それでも揺るぎのないシンクレアの献身ぶりに、私は拍手を送りたい。