11月17日(金)~18日(土)
パパさんと一泊旅行に行ってきました
今回の旅は100% パパのリクエストによるものです
以前からずっと行きたいと言っていた姫路城・・これがメイン
・・・の はずだったのですが、計画を立てているうちに
今度は 「どうしても泊まりたい宿がある」と言い出して
それがなんと小豆島! ということで
一泊だというのに、かなりタイトなスケジュールになっちゃいました
最寄り駅の電車の始発時間が遅すぎる!(って毎回思う)
でも、仕方ないですね JRの職員さんだって頑張ってらっしゃいますものね
とにかく始発電車に乗って、それに合わせて新幹線を予約
本当は中で駅弁を食べたかったけど、東京駅での乗換時間が短いので
家の近くのコンビニで調達した寂しい朝ご飯
この二日間、天気予報はあまり良くありませんでした
家を出発したときは雨
車窓からの富士山を楽しみにしていたけれど
まっ白けで な~~~~んにも見えませんでした
ところが 姫路に着いたらこの青空!
やはり白鷺には青空が似合う!
狭くて急な階段を上って天守閣へ
時間が2時間半ほどしかなかったのでけっこう急ぎ足で回りました
それでも 帰り道は みゆき通りをブラブラし、
”姫路おでん” や ”穴子丼” や ”わらび餅” の誘惑に打ち勝ちながら
駅に着いたらタクシーで姫路港へ
そうそう、姫路城は7割が外国からの観光客でした
フェリーに乗って小豆島の福田港へ向かいます
所要時間1時間40分の船旅です
実はうちのパパさん、乗り物酔いが酷いんです
だから山も南アルプスは行かないし、
以前、上高地の沢渡からのバスでも大変だったし
木曽駒も辛そうだったし、乗鞍の時なんぞ、まだ乗車してないのに
停まってるバスを見ただけで酔ってしまって・・
なのに、今回、自分から小豆島の宿に泊まりたいって
大丈夫なのでしょうか
実は本人もドキドキしてたみたいです
寒かったけど、2階の船室と3階の甲板を言ったり来たりして
なんとか事なきを得ました
そして港からは予約してあったレンタカーに乗って・・・
パパさんの念願だった本日の宿に到着
『海音真理』さんです(『うみおとまり』)
最初に言っちゃいます・・・
こちらのお宿・・・
私が今まで泊まった中でベスト1の宿となりました!!!!
全部で6室のみ(うち2室は離れ)
お部屋、部屋からの眺め、接客、お食事
何から何まで本当に良かったです
良かった・・・というか、私好みでした
お部屋にも海を眺められるお風呂がありますが
予約制で貸切り風呂があるので、夜はそちらに、
そして翌朝はお部屋のお風呂に入りました(酒瓶が置いてあってそれを一本丸々入れて酒風呂に)
お部屋の前はまるでプライベートビーチみたいな砂浜が・・
お天気が良ければもっと良かったのですが それが残念でした
小豆島の名産はオリーブとお醤油
この宿のお夕食は ”オリーブ懐石” となっていて
お料理毎にそれぞれ違うオリーブオイルをかけて食べます
これがまた絶妙で、私たちのオイルへの印象をガラッと変えるような美味しさでした
実は、この海音真理さんは基本的には連泊はできません
たくさんのお客様に訪れてほしい、という思いから一組一泊となっています
しかし、すぐ近くに『島宿真理』という姉妹宿があり
連泊したい場合はその両方に一泊ずつ・・という風になっています
海音さんの方の食事ががオリーブ懐石なのに対して、
島宿さんの方は醤油懐石となっています
このお宿は今回の私たちのように、慌ただしいスケジュールの人には合いません
ゆ~~~っくり、のんび~~~り 過ごすための宿です
パパと、今度は島宿さんにも泊まって絶対にのんびりしに来よう、と話しました
夕食は板前さんが作る料理の数々を見ながら食べるカウンター席でしたが
翌朝は海が見えるテーブル席に案内されました
私たちのこの日のスケジュールを聞いて、
予定よりも30分早くお食事を作ってくださったので
誰も居ないダイニングで食べることができました
素晴らしいホスピタリティーにいちいち感動していた私です
私たちの担当をしてくれたOさん
若いお嬢さんでしたが、帰りに一緒に写真を撮ったりして
「また絶対来ますから!」「はい!お待ちしています!!」
と 言いながらお別れしました
宿でこんな雰囲気になったのも初めてのような気がします
さてこの日も時間があまりありません
フェリーの時間に合わせないといけないので(以前より減便されたそうです)
観光地を回るなら一箇所だけ、という忙しさ・・
最初は紅葉を見に ”寒霞渓” に行こうと思っていました
が・・・この日の予報は「大荒れの天気」でした
急に雨が降ったと思ったら止んで青空が見えたり
コロコロ変わるお天気、しかも 風が強くて
心がすっかり萎えてしまった私たちは、寒霞渓はやめにしました
とにかくお土産が買いたかったので オリーブ公園に寄ることにしました
ここは 「魔女の宅急便」の実写映画版の撮影地ということで、
キキが使っていたホウキの無料貸し出しをしていて
皆さん(けっこう年配の方まで・・!)ホウキを手にして
思い思いに写真を撮られていました
パパに奨められましたが低調にお断りしました
こんな感じ・・・(参考写真)
お土産を買って港に向かっていると
眺めの良い場所があったので、ちょっと停めて写真でも撮ろうと思っていたら
”希望の道” という看板があって何やら矢印が書いてあります
気になったので、急で滑りやすい登山道みたいなところをどんどん下りていくと・・・
こんな場所に出ました!
小豆島には ”エンジェルロード” という有名な観光ポイントがありますが
今回、時間が無くて行けなかったのです
たまたま寄った場所が、まるでエンジェルロードを小さくしたみたいな所で
本当にビックリしました
しかも、それほど有名ではないようで 誰も居なくて貸切りでした
ただ、この時は干潮ではなかったので あちらの小島に渡ることはできませんでした
それでも雰囲気は充分味わえて本当に嬉しかったです
さて、ここでゆっくりしてしまったので
レンタカーを返してもたもたしていたら
フェリーの時間が迫ってきていました
まあ、間に合って乗ったのはいいのですが
実は、風がかなり強く、姫路からのフェリーが港に接岸するのに手間取り
出発時間を過ぎていました
パパと私に不安が募ります・・・
こんな海の状態でパパは大丈夫だろうか・・・と
高速船やいくつかの船は欠航になったようです
いや~~~~~
本当に揺れました
もうね、私ね、死ぬかと思ったくらい・・・
パパの船酔いを心配するどころじゃなくて
「怖いよ~ 怖いよ~」と泣きそうになりながら
テーブルにしがみついていました
このまま揺れて船がひっくり返ったら、とそんな想像ばかりして
1時間40分がどれほど長く感じたか・・・・
あ、でも実は後半はその強風のおかげで時間よりも早く着いたんですけどね
当たり前ですが 船の針路によって風の影響は全く違いますから
パパは・・・というと、私のものすごい怖がりように引いていたみたいです
自分がしっかりしなければ、って思ったというか
ずっと「大丈夫だよ」と言い続けていました
結果、酷い船酔いは免れたんですよね
私のおかげ?(笑)
帰りの船は中国の観光客がたくさん乗っていたのですが
彼らは誰一人怖がっている人はいませんでした(あの気持ちの強さ、見習いたい)
とにかく、姫路港が見えた時は心底ホッとしました
強風(追い風)により時間よりも早くついたおかげで
姫路でもお土産タイムがけっこうあり、穴子弁当と穴子寿司を買って
新幹線の中で食べることができました
この頃はお天気も良くなっていたので
今度こそ富士山が見えるかな~と 思っていたのですが
日が短くなった今、静岡を通過した夕方5時半には
もう暗くてうっすら見えるか見えないか、くらいの感じだったので
写真に収めることはできませんでした
なんだかとっても忙しい旅でしたが
私には逆に思い出に残るものとなりました
無事に帰ることができて本当に良かった・・・
パパさん、ありがとう
そしてお留守番してくれた息子にも ありがとう
今度はもっとゆっくりしたいね
おしまい