「残念ですが、今回は悪いものが見つかりました」
先生の言葉を聞いても
私は大きなショックはありませんでした。
昨年より数値が上がっている、と生検前に聞いた時点で ”もしや” という思いがあったからです。
昨日、先日行われたパパの生検検査 の結果を聞きに行ってきました。
前立腺ガンは評価の仕方がちょっと変わっているらしく
パパのグリソンスコアは 10段階（10が一番悪性度が高い）中 「7」。
・・・聞いて最初はちょっとドキッとしましたが 最低は1ではなく「6」だそうで
なぁ～～んだ！ じゃあ、全然大丈夫じゃん、と 安心しようと思っているところへ畳みかけるように先生の説明。
「でもあくまでも 初期は 6 なので、ジュリアさんのご主人の場合は 7、つまり中期となります。」
あ・・そうなんですか・・・
先生の話によると、前立腺ガンは男性にとても多いガンですが、
発症年齢が他の人に比べ早いこと（パパは60歳）、そしてリンパ節や骨に転移しやすい、ということで
まずは他への転移がないかどうかの検査をこれからやっていくそうです。
万が一転移が見つかった場合、手術も放射線もせず、薬物療法で 「病気と付き合っていく」 覚悟をする。
でも、転移がなければ根治を目指すため、手術か放射線を選択する。
この場合、患者さんが高齢の場合は 本人への負担が少ない、ということを一番に考えるが
パパはまだ若いので、一時的に多少のダメージがあっても あくまでも 「根治」 を目指し治療を行う。
ここで先生が勧めたのは、「ロボット手術」 というものでした。
ロボット・・・と聞いて、私の脳には C3POがパパのお腹を切ってる姿が浮かんでしまったのですが
そうではなく、腹腔鏡手術の一つだそうです。
まあ、それに関しては、私たちは詳しい説明を何も受けていないので
まずは それができる状態であること（つまり転移がないこと）を確認するための検査をするのが先決。
実はパパは、自分にそういう診断が下されるとは思っていなかったらしく、けっこうショックを受けている様子でした。
そりゃそうだよね・・・
今ではずいぶん耳慣れた 「前立腺ガン」 ではあるけれど、ガンに変わりはないものね。
パパにはスケジュール帳をチェックする余裕が見受けられなかったので
今後の検査の日程は、全て私が自分の手帳を見ながら先生と決めていきました。
”自分の” 手帳・・・そう、だって、私には私の予定があるもの。
優先できるもの、そうでないものを一瞬で判断してテキパキと決め、次々と質問をする冷静な私に
「奥さんすごいですね」 と先生。
30代後半でガンになった経験がある私。
あの時は 自分がそんな風になるなんて思ってもいなかったので
一人で病院へ行き、一人で 「進行ガン」 の告知を受けました。
余りのショックで涙が止まらず、どうやって家に帰ってきたのかも思い出せません。
でも１ヶ月の入院、開腹手術、抗がん剤治療 を乗り越え、20年経った今でもこんなに元気に生きています。
その経験があるので、私はすごく冷静でした。
絶対に根治できる、と。
ブログにこんなパーソナルな内容をあげていいものかどうかちょっと悩みましたが
この場所の意味は、私の日常を綴り残すことなので
パパの今後の治療について しっかり記録し確認していくためにも記すことにしました。
「毎日がHappy気分」 というタイトルなのに unhappy な内容が増えちゃったらごめんなさい。
でもそれは今に始まったことじゃないしね。
私の座右の銘である
”人生苦あれば 楽あり”
今こそ、この言葉を噛みしめよう。
昨日、パパの病院に行く前に立ち寄った公園で出会ったシオカラトンボくん。
もう秋だね。
私の日常はいつもと変わらない。
ただ、夜、布団の中に入ると 色々頭を過って弱気になったりもする。
暗闇の負の力ってすごいな。
まあ、翌日になれば また元気百倍になれる自信はあるけどね。
「ああ、前立腺ね、私の周りにもなってる人いっぱいいるよ。平気、平気！ 心配ないって！」
簡単に言わないで欲しいです。
人はそれぞれ違う身体と心を持っています。
病院も医師も違います。
ガンと言われて ショックを受けない人はいません。
例えそれが初期の初期だとしても誰だってガンになんてなりたくない。
一つずつ、心の整理をし、折り合いをつけながら治療をしているんです。
ガンの怖さ、大変さは ガンになった人しかわからないと思います。
だから、たとえそれが応援の意味であったとしても こちらはいい気持ちはしない、ってこと書かせてもらいました。
なんちゃって。
ごめんなさい。
ちょっと肩に力入れすぎちゃったかな。
明日もたくさん笑えますように。
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大変なことになっちゃったね。
ただただ 根治することを 祈っているからね。
それから おとといのコメント
ほんとに 気が楽になって 救われたの。
ありがとうね。
ジュリアさんには いつも
優しい励ましの言葉をかけてもらうのに
私は うまい言葉もみつからず
ごめんね。
いろいろあっても最後はああホッとした。て言いたいね。
辛さや苦しみって絶対他人にはわからないものだからね。
安易な励ましは逆効果だ。
お互い頑張ろう。
ほんと、大変なことになっちゃった・・・
でも、なんだか我が家って ある周期でこんなことが起きるのよね。
だから 「来たか・・・・」 って思ったりしています。
楽しい時間を過ごしてる時、ってその有難さを忘れてしまうのかもね。
私、ほんと幸せ者なのよ。
だから、神様がまた試練の時を与えたたのかなって。
頑張るわ。 私にできることは頑張る。
はいびちゃん、謝らなくていいよ～
なんかお互いに謝ってるね。（笑）
私の言葉で救われたって言ってもらえて
こっちの方が救われたわ。
ありがとね、はいびちゃん。
昨日、それを話していて寒気しちゃった・・・
正直、私はあんたの方が心配だよ～～
本当に笑って振り替えられる日が来るといい。
いや、絶対に来る！
一緒に富士山登ろう！
実現しよう！
何故？って思いも多いと思う…
なぜ？我が家だけ…こんなに苦しい思いをしてるのに日常が動いてるのが不思議に思ったりも私はしていました。
父も十数年前に胃がんの申告を受け開腹手術をして今に至ってます。周りの友人や友人のご両親も回復したりうまく付き合ったりしてます。
まだスタートしたばかりだけど、そんな状況になれるように祈ります。
そしてご高齢のお義母さまも心配です。自分のことより息子のことを思うと心労が重なり体調を崩さないかと…
お母さまや妹さんのことなど心配と不安がたくさんあると思いますが、ジュリアさんらしくうまく乗り越えられますように…
しかし半年毎に血液検査をして、数値に異常がないか調べています。
癌かもしれないと言われたときはショックでしたが・・
もしそうだったとしても、くよくよしてもしょうがない・・
何とかなるさと思うようにしています
何故・・・・そうですね。
一番強く感じたのは、長男のことだったかな。
笑顔で歩いている人を見るのが辛かったです。
誰しも、辛いこと、一つや二つ抱えていて
みんな戦って、乗り越えているんですよね。
だから、また来たか、って感じで受け止めています。
ちょっと回ってくる順番早すぎやしないかい？とは思いますが。
義母は毅然としていますが、絶対にショックだと思います。
子どもは親より先に死んではいけません。
そんな思いはもうたくさんです。
パパは大丈夫です。 絶対に大丈夫。
ありがとね、夢眠ちゃん。
うちの夫と同じですね。
うちも昨年は大丈夫でした。 でも半年後の血液検査でまた数値が上がり
また生検をしたところ、今度は癌細胞が見つかってしまいました。
いや、考えようによっては 今見つかって良かったのかもしれません。
検査していなければ、そのまま何年も過ぎてしまったわけですから。
患者はどうすることもできないので、
ドクターの指示が納得できれば、それに従うまでです。
今までのところ、説明に関して疑問は感じていないので
今後、検査を重ね、しかるべき治療が始まっていくと思います。
SUNERISEさんも定期的な検査を続けていってくださいね。
パパは今、いつもと変わりない生活をしています。
私の前では くよくよもしていません。
今週、関西に出張があるので、京都に行くのを楽しみにしているようです。
ご主人はショックだったことと思います。
私の友人にも３人前立腺がんで手術した人がいますが
３人とも元気に過ごしています。
手術できる状態なら絶対に大丈夫です。 １００％回復できます。
ジュリアさんが気丈なのでご主人も安心だと思います。
どうかお二人で乗り切ってください。
応援しています。
また、心配してくださってありがとうございます。
私もあっちでもこっちでも 「前立腺がん」 の方たちの話を聞きます。
夫よりだいぶ高齢の方々ばかりですが、
色々治療をしながら、元気になさっているようで
そういう意味では一刻を争うガンではない、と自分なりに受け止めています。
まずは、転移がないことを祈るばかり。
手術までこぎつければ、大丈夫ですね。
スロー人さんの 「100％回復できる」 という言葉でますます元気が出ました。
私は大丈夫です。パパも大丈夫です。
二人で頑張りたいと思います。
ありがとうございます。