今日のシネマ
1984年 イギリス
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70年代、クメール・ルージュによる内乱渦巻くカンボジアを舞台に、アメリカ人記者と現地人助手の絆を力強く描く。 ピューリッツァ賞を受賞したS・ジャンバーグのノンフィクションが原作。 プノンペンでの混乱ぶりを描写した前半部も迫力有るが、後半、強制労働に従事させられている助手(H・S・ニョール、アカデミー助演男優賞受賞)が脱走し戦禍の大地をさまようシーンが凄まじい。 M・オールドフィールドのスコアも白眉。 (TSUTAYAより) |
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戦争映画だから楽しい内容ではありません。
非常にショッキングな作品ですが 私はこれ、”戦争映画の傑作・・・・だと思いました。 (戦争に 傑作って言葉は不謹慎かもしれないけど)
銃や、爆弾での激しいドンパチがダラダラと続くんじゃなくて
アメリカ人記者とカンボジア人のガイドとの交流が軸になっているノンフィクション。
特に後半は手に汗握る展開で 全く飽きさせません。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが やっぱり強い精神力を持ち続けられる人が最後に残るんだな、って思った。
Don’t give up! ・・・・これだよね。
アメリカ人の記者に サム・ウォーターストン 。
カンボジア人ガイドに ハイン・S・ニョール 。
ジョン・マルコヴィッチ がカメラマンの役で出ています。 (良く似てるなぁ、って思ったら本人だった。汗)
『キリング・フィールド』 っていうのは カンボジアの大量虐殺地のこと。
ガイド役のハイン・S・ニョールはこの年のアカデミー賞最優秀助演男優賞を取ってますが
実は彼は元々俳優ではなく、カンボジアの軍医として働いていたそうです。
1975年にクメール・ルージュに捕らえられ、強制労働と拷問に耐えたとか・・・。
つまり、彼の体験そのものが描かれている、と言ってもいいのではないでしょうか。
エンド・クレジット(だったかな) に本物のアメリカ人ジャーナリストと カンボジア人ガイドの写真が流れます。
私はこういうのにとっても弱い・・・・
この手の作品って知らない事を教えてくれて自分の無知さを知る結果になるけど作品としては好きです。
極限の状況での意思の強さ…もてるだろうか?
ラストシーンは・・・久々に涙と脱力感で
なんとも言えない気持ちを味わいました。
戦争が背景の作品を観終わると
本当に自分の今の悩みなんて
生き死にに関係あることじゃないし
ちっぽけだな、って思っちゃう。
心が苦しくなっちゃうのよね。
強制労働・拷問、そんなシーンを見ているうちに、自分だったらと思うと何とも表現できない気持ちになってしまうのです。。。
心が苦しくなる・・・
わかります。
私も全く同じだし 多分、皆さんそうだと思う。
ただ、実際に起きたことであり
今もまだ遠い場所では続いてる・・
その事実を忘れないように
やっぱり時々映像を通して 自分にガツンと
渇を入れてる感じかなぁ。
世界が平和になりますように。