今日のシネマ
1985年 スウェーデン
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イングマルはどんな時でも愛犬シッカンと一緒にいる男の子。
人工衛星なんてものに乗せられて地球最初の宇宙旅行者になったあのライカ犬の運命を思えば、
どんな事だってたいしたことはないと考えるのが彼の人生哲学だ。
兄のエリックに幾らいじめられたって、病気のママが何をやってもドジな自分を嘆き悲しんだって、
パパがバナナの仕事で南洋の海に出掛けたままずっと帰ってこないことだって、決して不幸なことじゃない。
しかしママの病状がひどくなったため、スモーランドの叔父へ預けられることになり……。(TSUTATAより)
ラッセ・ハルストレム監督の作品はけっこう観ていますが、これは、
『シッピング・ニュース』『ショコラ』『サイダーハウス・ルール』『ギルバート・グレイブ』
などの名作よりもっと前の1985年の作品です。
自分が12歳くらいの時ってどんなことを考えて毎日生きていたんだろう、と
この作品を観ながら考えました。
イングマルに比べたら、なんと のほほんと過ごしていたことだろう、と。
でも、彼のちょっと辛い経験は、全て彼が成長するためのステップであり
彼ならその一つ一つの試練を無駄にすることはないだろう、と勝手に自分に思い込ませました。
性の描写が実にオープンで、そのあたりはさすがスウェーデン、と納得。
刺激的な出来事は描かれないけれど、淡々と、だけどユーモアも交えながら
イングマルの成長を見守っているみたいなストーリーでした。
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