聖書のイザヤ書50章の紹介に当って、偉大な創造者エホバ神はご自分の民との契約を破る方ではないことをお伝え致しました(エレミヤ31:32.ダニエル9:27.啓示15:4)。
神エホバはその点に関し、自ら強調し、ユダヤ人に次のようにイザヤを通して尋ねておられます。
「「エホバはこう言う。「私が去らせたという、あなたたちの母親の離婚証書はどこにあるのか」」(イザヤ50:1の前半)。
最初のモーセの律法下では、夫は妻を離婚する際、離婚証書を与えなければなりませんでした。それにより、その女性は別の男性の妻になる自由を持つことになりました(申命記24:1,2)。比喩的な意味で神エホバは、ユダの姉妹都市であるイスラエルに、そのような離婚証書をお渡しになりました。しかし、ユダに対しては、そのようにしてはおられません。神エホバは依然としてユダの「夫たる所有者」なのです(エレミヤ3:8,14)。ユダには神エホバの教えを知らない諸国家と交際する自由は全くありませんでした。神エホバとユダとの関係は、「シロ(メシア)が来るまで」存続します(創世記49:10)。
さらに神エホバは、イザヤ通し、ユダに次のように尋ねられました。
「「私(エホバ)がどの債権者にあなたたちを売ったというのか」」(イザヤ50:1の中)。
ユダヤ人がバビロンに捕囚として送られたのは、神エホバが負った何か負債のようなものを穴埋めするためではありません。神エホバは、勘定を清算するために我が子を債権者に売らざるを得ない貧しいイスラエル人の場合とは違います(出エジプト記21:7)。それどころか、神エホバはご自分の民が奴隷となる本当の理由を指摘して、イザヤを通し、次のように言われました。
「「あなたたちは自分の過ちのために売られたのであり、母親はあなたたちの違反のために追い出されたのだ」」(イザヤ50:1後半)。
ユダヤ人の過ちは、ユダヤ人の方が神エホバとの契約を捨てたのです。神エホバがユダヤ人との契約を捨てたのではありません。そうした、ユダヤ人の契約違反のために、奴隷となるのです。ユダヤ人は神エホバとの契約を守り、ご意志を守り行なうべきでした。
シャボン玉 遊びし頃は 遠くなり 今日の一句
庭に咲いている「野生の水仙」
- 夕刻なのでカタバミがしぼんでいます -
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