城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

五蛇池山は意外とタフ 19.4.26

2019-04-26 20:17:56 | 山登り
 五蛇池山、蕎麦粒山のすぐ東に位置する山、何となく夜叉ヶ池伝説のような話があるかもしれない。「ぎふ百山」を見ても、そのような伝説はない。旧坂内村の広瀬と旧徳山村の戸入の往復に五蛇池山の西にある峠が使われたとの記録がある。ぎふ百山の五蛇池の記録によると道はなく、山頂まで5時間を要している。しかし、今や明瞭な道ではないが、目を凝らせば道らしきものがあるし、オレンジ色のテープが要所要所に付けてある。
 蕎麦粒山はかつての大谷川を詰めるルートから、駐車場から川を渡り、すぐに尾根に取り付く立派な登山道が個人の方の努力により付けられた。蕎麦粒山は、一昨年の5月に登ったので、次は五蛇池山ということになっていたが、一人では無理なので登るチャンスを待っていた。そこに、大垣山岳協会で進めている三角点踏査で五蛇池が私の分担となった。ツルベで御一緒したE氏、K氏のお力を再度借りて登ることとなった。さて、登山で気に掛かるのは、やはり当日の天気であるが、ここのところ天気の予測が難しい。今日も晴れるかと思ったら、出発時には雷に遭遇し、午前中の天気はにわか雨がある予報。しかし、行かねばならない。再度計画したくない。
 大谷川の河原の駐車地には、一台E氏の車とうり二つの車が停めてあった。そして、また別の車が現れた。その持ち主、仲間の格好たるや渓谷釣りの最新のスタイル。その二人はすぐ目の前の大谷川に早速釣り糸を投げ込んだ。

 画面の二人が釣り人
 その二人と別れ、左手下に蕎麦粒山に向かう橋を見ながら、林道を歩き出す。舗装された林道から右手に上がる朽ち果てた道を進む。やがて崩壊地、虎ロープが張ってある。林道終点近くになると新緑と沢の素晴らしいコンビネーションが見られる。

 左岸沿いの道から右岸に渡る地点は、かつての蕎麦粒山のメインルートが見えてくる。

私はもちろんここを登ったことはないが、E氏は5回も登っているそうだ。ここを過ぎると道は少し分かりにくくなる。最後の沢が分岐するところで間違えた。少し右の方に振ってしまった。GPSで確認し、ルート修正を行った。前前日に大雨が降ったためか、道らしきところは沢のようになっている。高巻きもあると聞いていたが、例のオレンジのテープは沢?を直登していた。すぐ近くに見える峠だがなかなか到着しない。やっとのことで五蛇池峠に到着した。峠といっても何もない。ブナの木と笹があるだけ。

 五蛇池峠 何もない

 広瀬又 徳山ダムの貯水池がここまで及んでいる E氏提供
 峠まで来れば後は楽ちんと思っていたが、やはりこの山はそんなに甘くはなかった。時間がないので、池(泥池?)はパスし、下がクリアとなったところを探しながら進む。雨模様のため小蕎麦粒山にはガスがかかり、その左に本峰が見えている。時には藪のため道を外す。ゆっくりと景色、イワウチワ、タムシバなどを楽しんではいられない。

 頭上にはタムシバ ヤブを進む E氏提供 
再び戻りながら進んでいくと、1時間で待望の五蛇池山山頂に到着。山頂の刈り払われた面積はあまりにも小さい。

そそくさと昼食を済ませ下山に取りかかる。下りは赤布をE氏が付けてくれたおかげで、順調に峠まで戻ってきた。しかし、ここからしばらくの下りが雨で滑りやすいうえに段差がかなりあるので、要注意。やっと蕎麦粒山分岐に達し、気持ちが楽となった。

大きな段差がある箇所を下る(峠直下) E氏提供

 少し傾斜が緩くなった E氏提供

 ヤマブキが林道沿いに満開

コースタイム 駐車地7:20→峠10:40→山頂11:40~12:10→駐車地15:00

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