城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

自助・共助・公助とは言うけれど!!

2019-05-28 21:18:57 | 地域のこと他
 日曜日、民生委員のNさんがお見えになった。その時、私は揖斐川町消防操法大会に出かけていて、留守だったので、家内が用件を承った。ある班長さんが区費・班費をいただくために一人暮らしのH氏の自宅を何回も訪問したが、いただけなかった。後見人の方にも連絡したが、連絡がつかない。困った班長さんはその班の副区長に連絡するとともに、民生委員のNさんに連絡。Nさんは、日曜日の朝Hさん宅を訪問。玄関の鍵が開いていたので、中に入り、Hさんを呼んだところ、返事があった。

 たったこれだけのことなのだが、何人もの人が関わっている。私はこの件について、区費の徴収は急ぐことはない、その班の福祉委員や副区長さんには見守りを続けて欲しいと申し上げた。自助が高齢で期待できず、公助もやせ細ってしまっている。だからといって地域の共助に頼れるかといったら、高齢化により難しくなりつつある。大都市では施設に入ることは多くの待機者がいる中で非常に難しいが、いなかでは比較的余裕があると聞いている。しかし、このHさんの場合、知人が強力に施設入所を説得するものの、自宅にとどまり続けている。個人の意志は尊重する必要があるので、これ以上何もできない。通常、家の中に入ることさえ、相手の承諾がなければできない。

 また、こういうこともあった。高齢者のみの世帯で、ご主人が亡くなり、残された奥様は生まれ故郷に帰ることになった。問題は家に残った家電、布団等の処理の問題であった。もちろん、決められた期日に区の会館まで運ぶか、それができなければ清掃業者に依頼すれば片付くだろう。しかし、金銭的に余裕がなかったのか知るよしもないが、民生委員を始めとした多くの方々にその処理をお願いされた。多くの方々のご協力により、その廃棄物は片付けられた。今は「大変だったね」で終わる程度かもしれないが、高齢化によりこうした問題は頻発するようになると恐れている。

 さて、私の区長の任期は来年の3月いっぱい。2年ごとに各班から区長を出す方式になって私が最後である。このため、この先のルールを決める必要がある。私としては引き続きこの方式で行いたいと思っているが、なかなか難しい事情がある。特に高齢化が進んだ班は、適任者がいないか少なく選出が難しい。他の区の事情も厳しい。既に6年区長を務めているHさんは、ここには70代以上は沢山いるが、未満は非常に少なく、任期が長くなってしまうと言っていた。また、民生委員の任期(3年)も11月末で切れる。幸いに後継者は決まったが、多くの役職になり手がなかなか見つからない。年齢が若い消防団の団員の確保はさらに難しい。一時6名いたが、今は2名。推薦して欲しいとの消防団の強い要望はあるが、頭数が少ないうえに、容易には受けてくれない。このため従来の30代から40代にまで広げた。また12月には30代、40代で消防団未経験者の家を訪問しなければならない。



 日曜日タマネギを収穫 約300個
コメント
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