城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

琵琶湖を見ながらの稜線歩き・金糞岳 21.6.5

2021-06-05 19:45:14 | 山登り
 名古屋の山ともに揖斐などの山を案内するシリーズの第5弾となる今日は、当初の計画では金草岳であったが、案内人の膝の調子が悪くて、比較的簡単に稜線気分の楽しめる金糞岳(本当に一字違いの山でどちらも1000m位の標高から登れる)(1317m)に変更した。旧坂内村の鳥越林道(この林道は良く整備されているし、道幅も広い)を峠の手前まで車を進める。途中、渓流釣りと思われる車が数台あった。沿道はタニウツギや藤が満開であった。駐車場に到着すると尾張小牧ナンバーの車が停まっていた。この車の主は、金糞岳の山頂でアマチュア無線でお仲間と盛んに交信中であった。少し、先走ってしまった。

 岐阜県側の登山口から登って行くと、峠からの道と合流する。

 登山口

 鳥越峠との分岐

登り始めて30分ばかりでちょっとしたブナ林がある。ここには株立のブナが何本かあることに気がつく。ブナの多くは幹が一本だけ直立に伸び、途中で枝別れしている(家でネット検索すると株立ちのブナを販売するサイトが結構あった)。単に気がつかなかっただけなのか珍しいのかよく分からない。

 ブナ林

 株立ブナ(帰りに撮影)

 登山道に沿ってもタニウツギが目立つ

そしてそこから少し登ると、見晴らしの良い場所に出てくる。御岳、乗鞍、白山が見える。随分雪がなくなった。また、伊吹山がどかんと腰を据えてその存在感を示している。

 御岳と乗鞍

 白山

 1時間と少しで山頂に到着。アマチュア無線の方が盛んに交信中、「こちらの位置は岐阜県揖斐川町」という言葉だけが何回も繰り返されている。アンテナと機材、結構な重量になると思うが、やはり好きなことになると少々の「えらさ」(この言葉は関東の人にはわからないようだが)も苦にならないらしい。

 山頂 立派な石碑 しかし、「金米異岳」に見えてしまう

 山頂 あえて付ける必要がないのでは?

すぐに白倉岳に向け出発、標高で言うと50m弱下ることになる。なぜ、そこに行くのかがすぐに理解できる。左手に琵琶湖が広がっている。本当に指呼の距離だと言える。

 琵琶湖

滋賀県側は結構切れ落ちているので、琵琶湖の眺めばかりに気を取られないようにしないといけない。足下に可憐なコケモモが咲いている。木イチゴの白い花もある。40分弱で白倉岳に到着した。そういえば最初の計画の金草岳にもそのすぐ手前に白倉岳と同じ名前の峰がある。

 コケモモ

 ミヤマノキイチゴ

 白倉岳山頂(1270.7m) 三角点がある

 白倉岳から金糞岳

 左から金糞岳、貝月山、奥伊吹スキー場、ブンゲン

 昼食後、白倉の下りには少々難儀した。膝の調子が悪いので、登るときは小股で進めば問題はないのだが、下りは体重が膝にかかる。金糞の最初の下りでも苦労した。こんな時間(11時過ぎ)から結構登ってくる。天気予報どおり曇りがちとなってきた。登ってきた女性の登山者に「白山見えますか」と聞かれたが、私たちはきれいに見ることができたが、保証はできなかった。登山口には12時10分ほど前に戻ってきた。早いお帰りだったが、この膝ではこのくらいが限度であろう。

コメント
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