城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

霊仙山・柏原道 22.3.24

2022-03-24 19:33:48 | 山登り
 今日はまだ残雪たっぷりの霊仙山を柏原から登ってきた。このルートは、昨年の12月5日に登っており、通算3回目となる。この時期だと福寿草を求めて、西南尾根を登ると近江頂上の先に福寿草の群落地がある。福寿草も年々減っていくばかりだと思われる。今年は大雪のあたり年なので、雪に覆われているか、寒さのせいか開化が遅れているのではないか。

 この福寿草は、⒉年前の3月31日に同地で撮影したものである この時は西南尾根を登り、下りは榑ヶ畑に降りた

 今日のメンバーは4人、うち名古屋の山ともOさんはこのコース初めてということだった。ただし、テンクラの予報ではCで登山不適、かなり風が強いとのことであった。このためおじさんとEさんの了解事項として、避難小屋を目標として、ダメなら途中で引き返すことにした。養鶏場の少し先に車を駐車し、林道を歩き出す。林道終点の手前から残雪が出現し、沢に沿って登る道の至る所に雪が残り、歩きにくい。二本杉まで1時間弱かかってしまう。四合目のコンテナ小屋は雪に埋まっていた(入口は開いていた)。北の方向を見ると降ったばかりの雪を抱いた伊吹山が見える。この先を進んで行くと夏道はほとんど雪に覆われ、正確な位置はわからない。全員が何度もGPSを出しながら、進路を確認し登って行く。このコースでは普段尾根の一番高いところから外れたルートを取ることが多いのだが、巻き道はわかりづらいこともあり、私たちは尾根を忠実に登っていくことにした。ところどころ足跡はあるが、少し前のものらしくて、不鮮明だった。動物特に鹿の足跡は至る所に付いていた。雪は固かったので、ワカン、アイゼンとも使用することはなかった。

 出発 7:40

 二本杉 8:35

 四合目小屋 9:20

 小屋から伊吹山

 避難小屋が遠くに見えてきたが、まだ距離は随分ある。四合目くらいまでは汗をしっかりかいたが、途中から風が出てきて、脱いだ服を再び着ることになった。

 避難小屋が見える 10:08

 同上 10:10

最後の上丹生への分岐にいたる道も右斜面のトラバースではなく、できるだけその上の斜面を進んだ。分岐から最後の急斜面を登り、やっと避難小屋に到着。風はさほどこの付近では強くない。

 避難小屋到着 11:25

 経塚山(右)、最高点(左)

我々の中で誰も山頂に行きたいという人はいなかったので、小屋の中に入り昼食、皆3時間45分の登りでシャリバテの状態。おじさんは今回キーマカレーと最近常食のベーグル、甘い紅茶を用意する。カレーは随分味が濃く、疲れている者にはぴったり。辛口とあるから余計食が進む。帰りは、上丹生からは夏道のとおり左の斜面を巻いたが、あとは自分たちの足跡をたどりながら下っていった。赤布を3箇所付けたが、GPSがあるとはいえ安心材料となると思う。霊仙山は全体にブッシュも少なく、尾根の道も積雪期を中心に使われているようだ。雪の道を歩くことは例えGPSが使えても、普段経験することのできない山登りをすることができるので、経験者を同行すれば初級者でも面白い登山ができると思う。

コースタイム 駐車地7:40→二本杉8:35→四合目小屋9:20→避難小屋11:25~11:45→四合目13:10→駐車地14:25


 2021年12月5日のルート 今回は巻き道はほとんど通らずに尾根の最も高いところを進む
コメント (1)
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