城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

室内の花&3・4月読書 24.4.15

2024-04-15 17:51:39 | 面白い本はないか
 家の中では今君子蘭が満開である。

 二株は満開 一株はつぼみ

 昔からある君子蘭
 君子蘭は手間はいらない花である。ただし、新しい株が毎年出来てくるから、植替えするか株分けしないと鉢が一杯となって、鉢から抜けなくなってしまう。5月から11月までは外で遮光して育てる。

 久し振りに花が咲いたシンピジウム

 前にも書いたが、母が米寿のお祝い(12年前になる)に孫娘からもらったもの
 最初のうちは毎年花芽が数本できたが、鉢が一杯なり、やむなく株分けしたら途端に咲かなくなった 

 胡蝶蘭

 同上
 昨年の夏、遮光が十分できなかったため、数鉢枯らかした

 さて、久し振りに読んでいる本の話しをしたい。相変わらず読むのは新書が多い。
 3月~4月の新書 中公新書 安成哲三「モンスーンの世界」他4冊、朝日新書 小島健輔「アパレルの終焉と再生」他2冊、岩波新書 佐藤俊樹「社会学の新地平」他2冊
          新書の中では山崎雅弘「アイヒマンと日本人」(祥伝社新書)と「太平洋戦争秘史ー周辺国・植民地から見た「日本の戦争」はお薦め
          アイヒマン、ヒトラー政権下でユダヤ人の絶滅収容所への輸送に能力を発揮、戦後アルゼンチンに逃亡後、モサドによりイスラエルで裁判を受け、死刑となった。「上からの命令に従っただけ」という弁明は、決して人ごとではない
          後者は、大東亜共栄圏の中味あるいは戦後、日本の占領地の多くが独立できたのは、日本のおかげという一部政治家などの言説がいかに間違っているのかを明らかにしている。日本の軍部による占領政策はかえって反日感情を煽るだけとなった。 
 
 藤沢周平の「人間の檻獄医立花登手控え」の二~四を読んだ。揖斐川図書館の所蔵本は大体読んでしまった。ないのをアマゾンで買うかどうか

 長崎県出身の英国の作家でノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの本を3冊読んだ。文学面(翻訳文学はほとんど読んでいない)ではわからないが、それ以外(ノンフィクション)の翻訳本はおじさんには読みにくい。 それに比べてイシグロの本は読みやすい(もちろん、登場人物の心理描写は詳細にわたるが、この辺は苦手である。)。揖斐川図書館にあった「日の名残り」、短編集の「夜想曲集」、県図書館で借りた「わたしを離さないで」。最後の本は今日読み終えたばかりなのでこれを紹介する。
 主人公はキャシー・H、今31歳で介護人を11年以上やっている。わからないことが一杯でてくる。最初のページに出てくる「わたしが介護した提供者の回復ぶりは、みな期待以上」の中の「提供者」とは何か。キャシーは「ヘールシャム」という学校?の出身。「保護官」と呼ばれる先生?。とにかく読み進めないとわからない。だから、これ以上は書かない。だんだんと分からないことが分かってくるのが読書の楽しみの一つである。未来にこんなことが起きるかもしれない(もちろん、起こってはいけないことだが)と考えさせてくれる。
 




 

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