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2022年7月25日(月)
駒津峰から望む甲斐駒ヶ岳
前日、予想外にスムーズに北沢峠に到着し、素敵なこもれび山荘に一泊。 万全の態勢のはずだったが、夜はあまり眠れなかった。 脳内が興奮状態だったのかな。 それでも3時半前にスッキリ起き、4時からの朝食は美味しくいただいた。 準備を整え5時に出発。 目指すは甲斐駒ヶ岳山頂だ。
登山を始めるより前、北杜市武川町にある日本三大桜で有名な実相寺、山高神代桜と共に眺めた甲斐駒ヶ岳。 まさか登れるわけはない、という思いだったが、3年前鳳凰山に登り「あそこにも行きたい」と強く感じた。 黒戸尾根から登るわけではない。 北沢峠からなら射程距離内か、と思ったが、台風被害、コロナまん延で南アルプス林道バスの運休など。 更に北沢峠に行くこと自体が大変そうだったり、自分の体力に自信がなくなってきたり。 けれど今年はようやく行けそうだとなった時、やはり実行に移した。 もう山頂にたどり着かなくてもいい。 行ける所まで行って、ダメならそれでいい、と思うことができた。
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長衛小屋のテント場。 皆さんもう出発したのだろうか。(5:17)
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橋を渡ったら仙水峠方面へ。
当初、多くの方がレポートを残しているルート、↑双児山経由、↓仙水峠経由、で行こうと思っていたが、
宿の方のお話で、「双児山経由はアップダウンもあり大変、バスに間に合わない人が多い」、
という事を聞き、仙水峠経由のピストンに変更した。
万が一時間と体力に余裕があれば下山で双児山を通っても良いか、という気持ちもあった。
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川沿いでシカも朝食中。
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しばらくは平坦なトレイルだが、左のトレイル先、岩場へはロープで這い上がってゆく。
(実際はロープを使わなくても大丈夫)
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キンコウカが咲き始め。
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ウスユキソウと奥の黄色はキンコウカ。
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川の上流へ、堰堤をハシゴで登ったり、何度か渡渉して登ってゆくと、
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仙水小屋。(5:55) この日は誰もいなかった様子。
トレイル沿いの水場はとうとうと水が流れていた。
しばらく汗をかきながら樹林帯を登ってゆくと、
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急にこの景色が広がる。
この岩ゴロ斜面の裾野を緩やかな上りで歩いてゆく。
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岩に着いたコケが美しい。 雪が積もった様な白いコケ?も。
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岩ゴロ斜面は踏み外したら落ちるような大岩でないのは良いが、歩きにくいことは確か。
更に、途中でどこがトレイルかわからなくなるような場所もあった。
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仙水峠到着。(6:32)
だいたいCT通りに歩けているので良かった。 ただし厳しい登りになるのはここから。
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仙水峠からはこの展望。
奥は大菩薩嶺~小金沢山稜。
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上の写真より左側(やや北側)には金峰山、北奥千丈岳などの山並み。
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進む方向には左に駒津峰~甲斐駒ヶ岳。 右が摩利支天。
はるか遠く高い場所に見える。 しかも駒津峰から随分下がって上り返し。。。
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駒津峰に登り始めると、見えてきた峰々は手前から栗沢山、アサヨ峰、ミヨシの頭など。
その奥に鳳凰三山、地蔵岳のオベリスクも見える。
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更に登り、地蔵岳と雲海。
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駒津峰への登りはほぼ樹林帯だが、所々開けた岩場があり、
仙丈ケ岳も見えてきた。
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更に登ると駒津峰からの下りは一層急に、
甲斐駒ヶ岳への登りも一層急峻に見えてきた。
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この登りでへこたれるわけにはいかないのだが、だんだん辛くなってきた。
ふと見ると、栗沢山の向こうに北岳から続く南アルプスの名峰がずらりと並んでいた。
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登り斜面も森林限界を超え、ハイマツ帯。
駒津峰トップまであと少しだろうか。
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仙丈ケ岳手前に双児山が見えてきた。
仙丈ケ岳右に並ぶのは中央アルプスだ。 裾野には街も見える。
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ようやく駒津峰到着。(8:14)
ここまででこんなに疲れて、あの厳ついピークにたどり着けるのだろうか。
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見れば見るほど周囲とは全く異質で恐ろしい。
あの岩肌をどうやって登ってゆくのだろう。
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とりあえず、岩に腰かけおやつ休憩。
何はともあれ、時間通りには進んでいる。
焦らずゆっくり登ってゆこう。
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