2023年10月17日(火)
裏志賀山から望む大沼池
2日目の17日、予定ではホテルの朝食をキャンセルして早朝から山に入るつもりでいた。 が、前日の天気予報では16日深夜から雨か雪、晴れてくるのは9時ごろ。 更に前日中に大沼池までの散策を済ませていたので、もうゆっくりとホテルの朝を堪能することにした。
前日は疲れてぐっすり就寝。 6時ごろ起きて外を見ると雨は降っているようないないような。 けれど深い霧。
こんな感じ。(^^;)
なのでゆっくりと朝風呂に浸かる。 志賀高原ほたる温泉のお湯はなかなか良い。
ちなみに、私が泊まったのは前山サマーリフトの目の前、「硯川ホテル」さん。
ほたる温泉(旧硯川温泉)の泉質は通常無色、無臭だが、
硯川ホテルさんのお湯はお隣の熊の湯温泉に近い硫黄臭がするにごり湯。
朝食は 7:30。
「こんなにゆっくりしていると志賀山・裏志賀山だけでもなんだか心配だなぁ~。」
と思いつつ朝食を頂いていると、急に周囲が明るくなってきた。
窓からは青空も見えてきた! おぉ~!
しっかり食べ、支度を整えて登山口に向かうと。。。
晴れた~!\(^o^)/ (8:13)
登山口は前山サマーリフト駐車場のあたり。 車も前山サマーリフトの駐車場に停めさせてもらった。 土、日、祝日はリフト営業をしているそうだが、ホテルの方から駐車しても良いと確認済み。 ここからリフトトップまでスキーゲレンデ?歩きが少しきつい。
少し登ると向かいにそびえるのは笠ヶ岳。
更に登って前山山頂付近に来ると前山湿原と
奥に後から登る予定の鉢山。
リフトトップ。 前山山頂。(8:37)
山頂からは右に先ほどの鉢山、
左奥に志賀山(左)と奥志賀山(右)。
山頂から数分で渋池。 (8:44)
奥には横手山。 まだ雲がまとわりついている。
もう少しじっくり見たかったが、先を急ぐ。
コメツガなどの針葉樹林帯をユルユル登ってきたが、
ここで笹原にカンバの黄葉。
やはり雨が降ったのか、ササや木道が濡れておりツルッと行きそうになる。
向かう方の空が何だか怪しい。
ゴゼンタチバナの実は終盤だが、あちこちにたくさん群生していた。
イワカガミやミツバオウレンの葉もたくさん見かけ、お花の時期も楽しそう。
志賀山山頂直下になると突然急登になる。
岩やハシゴも出てきた。
山頂と~ちゃく、と思ったらここではなかった。(9:47)
この少し先に山頂名板があり、さらに少し先に三角点があった。
そして、辺りは真っ白。 なぜ~っ!?
三角点辺りは展望が開ける。
南の方は雲が薄かったので山が見られた。
左奥に浅間山、黒斑山、高峯山~篭ノ登山が続き、右の方に湯ノ丸山~烏帽子岳、かな。
右の方一番奥に見えるのは八ヶ岳、蓼科山?
そんな風に山を見ているとまた突然雲が去り晴れてきた!
志賀山からは激下り。 ズルッと滑りそうなザレた斜面や岩。
時折立ち止まり景色を眺めながらゆっくりと慎重に。
足元にはいくつか池があるらしく、その一つが見える。
奥には横手山が姿を現していた。
裏志賀山へ更に再び急な斜面を登ると眼下にはこの後向かう四十八池が見えた。
横手山左には榛名山。
そして裏志賀山山頂と~ちゃくっ! (10:27)
山頂の先に志賀山神社があるので向かう。
参拝をしてさらに少し進むと。。。
眼下に大沼を望むこの景色! (10:32)
見ることができて良かった~!
左奥は岩菅山、右奥は赤石山。 中央奥に見えるのは佐武流山、仙ノ倉山など新潟県の山々。
満足して山頂に戻りベンチでコーヒーブレイク。
南の方には左奥から湯ノ丸山、烏帽子岳、四阿山、右の方に志賀高原の笠ヶ岳。
さて、四十八池に向けて下山しようとすると。。。
冠雪した北アルプスの山々も見えた!
雲が無くピーカンなら本当に良い景色なんだろうなぁ。
裏志賀山からの下りもかなり急な場所があり、慎重に。
平らな所まで来ると志賀山神社の鳥居。
ここに大沼池へ下りてゆく分岐があり、湖畔までCT60分。
今回は行かず四十八池へ。
小さいながらも趣のある湿原だ。
湿原両入り口に休憩できるベンチや東屋があり、鉢山側にはトイレもある。
湿原にも様々な花の後が見られる。
そしてコケも紅葉するんだな、とあちこちで再認識。
池塘と鉢山。
四十八池湿原は志賀山と鉢山の噴火?、湖への土砂流入により高層湿原が形成された。
池塘の浮島も良い感じ。
背後には志賀山と裏志賀山。
浮草の見られない池塘が多いが、浮草が。
これがあのヒルムシロ?
小判型の葉が水面で、それより下は水中だ。
ヒルムシロや他の花々が咲いている時期に再訪したいなぁ。
四十八池湿原を抜け、鉢山を巻いて前山に戻るルートもあるが、
今回は初めてだし時間もあるので、鉢山に登り周回で前山サマーリフト駐車場へ戻る。
鉢山への上りは段差の大きい階段などが続き、これまた急登。
山頂からの展望はないと読んでいたのでトレイルから振り返ると
岩菅山と赤石山。 たぶんこれが唯一の展望。
鉢山山頂はこの通り。 ベンチでパンを一個食べてしばし休憩。
地図によるとこの右奥には山頂カルデラ湖?があるのだが、それも見られない。
面白いことにこの日のルート上でこの山頂部から下山路一部のみ群馬県。
その後は岩、ぬかるみ、沢の中のような歩きにくいトレイルが続き、
ようやくスキーゲレンデに出た。
スキーゲレンデは横手山・渋峠スキー場になるのかな。
正面には妙高山が見え良い景色。
ここから鉢山に上がる場合、ゲレンデ上に鉢山への道標はなかった。
こちらから上がる人はあまりいないのかな。
ゲレンデを下ってゆくと国道 292に出て少し歩き
前山サマーリフト駐車場で終了。(13:53)
写真は前山。
登山終了後はご褒美おやつのために山の駅へ向かう。
途中、平床からの眺め。
平床からの眺め。
平床にはほたる温泉の大噴泉がある。
(温泉が吹きあがっているわけではないが、温泉汲み上げ?の設備が見られる)
山の駅でコーヒーとカボチャプリンを頂いたら帰路につく。
横手山ドライブインから志賀高原を望む。
笠ヶ岳の右には高妻山、妙高山など。
前日は真っ白で通過した「日本国道最高地点」
そこから望む芳ヶ平湿原と奥に榛名山。
草津白根山
白根山火口付近
白根山、本白根山近くの国道沿いの駐車場は未だ立ち入り禁止。 ロープで閉ざされ草も生えていた。
多くの人でにぎわっていた頃が懐かしく、残念なような寂しい気持ちになった。
それでも季節になればきっと多くの花が咲いているのだろう。
今年も天気にはハラハラさせられたが、青空の中志賀高原の素晴らしい紅葉・黄葉が見られ、草津もサッとであるが見ることができとてもうれしかった。 志賀山他の散策で志賀高原のトレイルもだんだんわかってきたし、さらに行ってみたい所、見て見たい物もできたので今後の楽しみにもつながった。
初日の蓮池の紅葉や大沼池や水が深い青緑の大沼池
など志賀高原の風景、二日目は志賀山・裏志賀山の
紅葉など、帰路は草津白根山などの展望がもと秋を
満喫されましたね。
なかなか行けない秋の志賀高原、レポを楽しませて
いただきました。
出来れば2日以上の滞在でゆっくり見て回りたい所ですし、
それ程見どころも多い場所ですね~。
今回事前の予報では2日続けて良い天気のはずでしたが、
両日とも夜から朝にかけ雨になり、更には雪になる恐れもあったので、
翻弄されました。
それでも日中には良い天気になり、ようやく青空のもと、
まっ黄色の志賀高原を見て回ることができました。
丸池、琵琶池の方には紅い木もあったので、
また来シーズンにでも見られれば、と思いました。
この週末は雪や霧氷もあったようで、まさに三段紅葉だったようです。