宮応かつゆきの日本改革ブログ

●日本共産党
総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を、共産党の躍進をめざします。

ペリー米元国防長官ー”外交的論拠はより強力”=北朝鮮問題(1)

2018年01月31日 | 核廃絶・平和

 ペリー元米国防長官とのインタビュー記事が、30日付「しんぶん赤旗」に掲載されました。 ペリー氏の「赤旗」への登場は驚きでした。 

 ペリー氏の発言が注目されていました。 昨年11月29日付、「朝日」紙「オピニオン&フォーラム」欄に同氏の北朝鮮問題についてのインタビュー記事が掲載されました。 この内容は、同年12月3日に開かれた、日本共産党第3回中央委員会総会に対する志位和夫委員長の報告で紹介されました。

 また、今月26日の参議院本会議での小池晃書記局長の代表質問でも同氏の発言を引用し、安倍首相に北朝鮮問題の外交解決を質しました。

 ペリー氏は知られているように、1994年の北朝鮮の核開発をめぐる危機の際に米国による軍事攻撃の立案者でした。そのペリー氏が北朝鮮の核・ミ・イル開発問題を外交によって解決を主張していることを日本共産党は重視しています。

 「朝日」インタビューで、記者の「核による抑止効果を熟知しながら、2007年に『核なき世界』を訴えたのはなぜですか」という質問に、同氏は、「私が、現実に『核の奈落の底』をのぞき込み、そんなことが起こってはならないと思ったからです」

 続いて、「『核戦争がいよいよ起きる』と思ったことが人生で数度ありました。 キューバのミサイル危機では大半の人が思っているより、核戦争間際まで行きました。 米国が核攻撃を受けると誤解し、核戦争勃発寸前のこともあったのです」と述べています。

 「朝日」記者の「あなたは理想主義者ですか、それとも現実主義者ですか。という質問に、ペリー氏は次のように答えています。

 ペリー氏「私は非常に現実的な人間です。 理想を持ち、それに向けて働くことが重要だと思っていますが、今日の世界でできることを知ることも重要。 国防長官時代は、北朝鮮の危機で我々がとれる現実的な施策を考えました。 軍事力行使の準備をする一方、北朝鮮が解決しようとしている問題を理解するため、北朝鮮に目を向けた」

 「外交官に必要なのは、『舌先』より『耳』です。 相手が何を言っているのか、何を信じているのか、耳を傾ける必要があるのです」