1980年から2000年の20年間、毎年1月から5月までの5ヶ月間休むことなくスギ花粉などの空中浮遊花粉の飛散状況を観察していました。
観測を始めた頃は注目されることもありませんでしたが、スギ花粉症が社会的な関心を集める様になり、東京都の観測事例などがマスコミで報道されると各地で観測の必要性がクローズアップされる様になりました。
私達の所へもTV局の取材があり話題になりましたが、その時に取材に来られたアナウンサーだったので、
私は思わず、
「アレー、あの時と同じですね!」
そのアナウンサーは私を覚えていないようで、
「あの時と言いますと・・・・?」
私は、スギ花粉の時の話をしますと、そのアナウンサーは思い出した様で20年前の想いで話しになりました。
地方のTV局では取材から編集や営業までもアナウンサーが担当するそうで、TV画面に華々しく映るアナウンサーも裏で色々な仕事をしている様です。
そうです、
スギ花粉の観測でも本県の注目は皆無でした。そして、今回の航空機搭載合成開口レーダによる溜池観測の研究も他県の国立大学の研究者と大学生と私達で、本県の溜池を研究しているのです。研究現場の取材TV局も他県の県会議員の紹介で来られたのです。
しかし、
宇宙からの溜池研究に必要なコーナリフレクター(CR)の設置には、地元の土地所有者にお世話になりました。
また、その日の正午と夕方のニュース番組では取材TV局からこの研究の模様や意義などが放映されました。
TVニュースに写りだされた若き大学生の汗が真夏の日差しにキラキラを光っていたのが何とも新鮮でした。
大学生諸君! 身体を使えば智恵が浮かぶゾ!