統計ブログはじめました!

各専門分野の統計技術、方法、テクニックなどを気ままに分かり易く例題をもとに解説します。

新・医学と統計(3)

2018-10-24 17:29:12 | 日記・エッセイ・コラム
前回の例題(ChemicalData_group.csv)を使って基本統計量を求めてみましょう。
「.jasp」形式で保存しているなら、次の要領で読込んで下さい。
 
File→Open→Computer→保存したファイル(.jasp)を選択→読込み→Common表示
 
●例題(Sample data)の基本統計量
Descriptives をクリック(図1)→Descriptive statistics→
 
図1 Descriptivesのアイコン
 
 
・Variables(変数)の選択
図2では、”GOT”と”GPT”を選択し[▶] で Variables に移動→OK
 
図2 変数の選択
 
 
・選択した変数の統計量
 ”GOT”と”GPT”の統計量が表示された(図3)。
 
図3 統計量の記述結果

上段より、「有効数、欠損数、平均値、標準偏差、最小値、最大値」となります。
 
これ以外の統計量は、図4の[▼]Statisticsで必要な項目に☑して下さい。
 
例えば、次の項目を☑して追加してみましょう。
 
☑Percentiles[25,75] ☑Median ☑S.E.mean
 
図4 表示する統計量の選択
 
 
そうすると、図5の統計量が表示されます。
 
図5 追加した統計量の結果
 
いかがですか?
それでは、変数(項目)「Weight」でやってみましょう。
Resultの画面で「Result」にカーソルを重ね[▼]をクリックし「Remove all」を選択すると、
*****
Do you really want to remove all analyses.
あなたは本当にすべての分析を削除したいですか?
****
・・・と表示されますので「Yes」でResultの表示が消えます。
 
それでは試しに、
「Weight」を選択し[▼]Plotsで、
 ☑Distribution plots ☑Display density ☑Boxplots
 
・・・としてみましょう。
 
図6と図7の結果が得られたでしょうか。色々と試して見て下さい。
 
図6 ヒストグラム
 
 
図7 Box plot(箱ひげ図)
 

 
次回は検定(T-Tests)をやってみましょう。
 
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