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各専門分野の統計技術、方法、テクニックなどを気ままに分かり易く例題をもとに解説します。

統計のコツのこつ(51)

2017-07-06 11:04:06 | 日記・エッセイ・コラム
長々と統計分析手法の話しばかりでしたので、「すぐに役立つ統計のコツ」(オーム社刊)をしまって、ここらコーヒーブレイクにしませんか。
 
 
 
毎朝行う健康管理にオシッコ(Harn)を診るのどうでしょうか。
健常者のHarnは無菌できれいな筈です。ところが、
泡立っていたり、血が混じっていたり、濁っていたり、黄色過ぎたりすると心配になります。
セルフメディケーションとして尿試験紙(pH,蛋白,糖,潜血,細菌など)で調べられる時代です。
ところが、
ベンズジョンズ蛋白(BJP:Bence Jones protein)は尿試験紙での反応が弱いようです。
BJPは図1のように簡単に調べることが出来ます。
 
図1 尿蛋白加熱試験
 
 
 
試験管にHarnをいれ、アルコールランプなどで徐々に温めて行くと、ある温度でHarnが白濁します。
さらに、熱して行くと白濁が消えます。
あとは、専門的な検査(血清の電気泳動など)で確定診断しなければなりません。
要するに、
セルフメディケーションとしては、尿試験紙の一部に異常が出れば早期診断を受けることです。
ちなみに、
頻尿に有効?? ・・・なのが、"オシッコ手帳"かも知れませんよ(医師と相談!)。
BJPはグロブリン蛋白ですので ZTT(クンケル試験)に反応すると思います。
そこで、
"ZTT" と "γ-Glb:γグロブリン"の関係をみて見ましょう(図1)。
 
図2 ZTT と γ-Glbの関係
 
 
コーヒーブレイクにお小水の話ですみません・・・。
 
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