この本は、国立国会図書館の所蔵資料について、デジタル化が行われ同館のホームページで公開されているものの中から、代表的な所蔵資料を紹介したガイダンス本である。
つまり、本書は国会図書館にはどんな所蔵資料があり、既にどんなものが公開されているか、その先端に触れて、中を覗いてみようという動機づけになる。
「国会図書館デジタルコレクション」の目次ページには、「国立国会図書館」のホームページからしかアクセスできない。直接に目次ページにはアクセスできないようである。
ホームページの左に縦に並んだメニューからの項目選択でのアクセスである。ただし、一旦アクセスした作品・史料などのアドレスを記録しておくと、その後はダイレクトにアクセスが可能となる。
私自身試してみた。貴重な資料類にアクセスできるきっかけができて有益だった。今までに、「近代デジタルライブラリー」はしばしば使っていたが、それがほんの一領域だったことを知った。またこれほど、様々な所蔵資料が既に一般公開されているとは!
まさに国立国会図書館は「知の宝庫」である。
本書の目次をまず、紹介しておこう。
第1部 貴重書と古典籍
第1章 書物の華 ~絵本・絵巻・錦絵など~
第2章 書物の歴史 ~奈良時代から江戸時代まで~
第3章 さまざまな資料 絵図、記録、名家の筆跡
第4章 外国の書物 ~中国・朝鮮、西洋~
第2部 憲政資料
第1章 幕末洋学
第2章 維新明治期
国立国会図書館の概要とデジタル化事業-本書の背景として
本書の副題は「竹取物語から坂本龍馬直筆まで」となっていて、まさにこの二部構成を象徴しているとも言える。
たとえば、「竹取物語」というキーワードで検索すれば、現時点でデジタル化されている関連資料が一覧としてずらりと画面に列挙されるこれでは、どれから見て良いやらわからない。「竹取物語」に関心があり、既に目的がはっきりしている人には、どれを見たいかの目処がある。そうでなければ、どれか一行を思いつきでクリックしてみるしかないだろう。それでは楽しめない。
また、普通にホームページにアクセスするだけでは、書名・作者名・発行時期・発行者などの最小必要源の情報があり、後は現物のデジタル化された映像を見るだけとなる。本書は当該資料について、簡潔な内容説明、背景説明などが特定ページの写真とともに記載されているので資料へのアクセスとして参考になる。その資料を見るポイントもわかる。
最初は、本書を手許においてその作品・資料にホームページからアクセスして、閲覧しながら読むとおもしろさ、興味が倍増すると思う。
本書の特徴は、掲載資料の作品名、書誌事項、簡潔な解説をすべて、英語で併載しバイリンガル書になっていることである。外国人の人にも使えるガイド書となっている。
たとえば第1章では、まず1として「おどりの図」が紹介されている。
その次に「[江戸初期] 写 1軸 縦23.5cm <WA31-9>」と記載され、この「おどりの図」に関する最小限の資料説明がある。この最後の2.竹取物語 肉筆彩色絵巻 <本別12-3> 3巻本 [下] 22コマ目
3.義経奥州下り <WA31-18> 12コマ目
4.十二月遊ひ [上] 祇園の山鉾図は25コマ目 <WA31-19>
5.ゆや 謡曲「熊野(ゆや)」を題材 奈良絵本 9コマ目と11コマ目 <WA32-19>
見るだけならこれでも充分。この貴重資料の背景を、本書の簡略な説明で読むと、興味が増してくるという次第だ。
第2章から井原西鶴著『好色一代男』を取り上げてご紹介しよう。
本書では、まず42.として大阪の秋田屋から出版された『好色一代男』8巻本<WA9-3>を掲載している。請求番号で検索すると、8巻の一覧が画面に出てくる。
それでは、本書に掲載のページはどこか? それは読者が探さすことになる。この推測と探究がまたおもしろいといえる。
この場合は、第1巻の2つめの挿絵場面のページだった。8コマ目である。
だが、一例として面白いのは実は11コマ目だったりする。当時の読者はこの挿絵を見て、どう思っただろうと想像すると面白いのではないか。たぶん軽犯罪などという概念はなかっただろう・・・・。
43.として、当時江戸版がそれほどのタイムラグなしに急いで刊行されたそうだ。その江戸版『好色一代男』<WA9-10>は菱川師宣が挿絵を描いたそうである。解説がおもしろい。
江戸版は版型が小さく料紙もやや劣るうえに、文章も誤脱が多いものだったそうな。江戸版の第1巻は、挿絵のテーマは同じだが、大阪版とは絵の場面の描き方がかなりちがうという点が興味深い。これは江戸の人々の生活感覚に合わせたのだろうか。それとも、大阪版に対抗した江戸の心意気、菱川師宣の意識の反映なのだろうか? 文字部分は読めなくても(私には判読無理!)、挿絵を見ていくだけでもおもしろい。対比的にみれば、もう一つおもしろさが加わるのだ。こちらは7コマ目である。
第3章の冒頭には52.として江戸初期の写で、通称「慶長日本総図」<WA46-1>が掲載されている。伊能忠敬が日本全体の測量をする以前の地図だが、日本の形状は北海道を対象外としてほぼ把握されている。
そして、53.としてあの伊能忠敬の測量した地図「大日本沿海輿地全図」が閲覧できるのだ。日本歴史の教科書で大昔に習ったこと、その地図がデジタル化によりいつでも見られるということは、すばらしいことだと思う。
調べて見ると、本書に掲載されているのは、第90図「武蔵・下総・相模(武蔵・利根川口・東京・小仏・下総・相模・鶴間村)である。一覧から該当地図を閲覧してみてほしい。この地域に住む人なら、一層親近感が生まれるのではないだろうか。
そして、なんと正岡子規自筆の「絶筆三句」<WB41-61>にも5コマメで見ることができる。
本書には、同じ明治35年(1902)に子規が描いた「草花帖」<WB38-1>や自筆の「子規居士自画肖像」<WB41-58>も掲載されている。子規の横顔写真は本で見たことがある。しかし本書で初めて自筆肖像画を見た。
正岡子規の存在が身近になる。これがデジタル化の効用だろうと思う。いつでも、どこにいても、正岡子規が隣りに存在するような・・・・。これは他の古典籍も同様である。
知の宝庫がそこには広がっている!
最後に第2部の「憲政資料」に触れておこう。
ここには、中岡慎太郎筆跡という「亡友帖」の中に、坂本龍馬による「新政府綱領八策」<石田英吉関係文書1-5>が記録されている。映像の上段がそれである。
解説には次のように記されている。
「坂本龍馬が、いわゆる『船中八策』をもとに、議会制度、官制、外交、大典の撰定、軍制など後の明治新政府の基礎となる建言を起草して、土佐藩重役に示した政体案。伏字部分は山内容堂説、川慶喜説などあり、今も通説は定まっていない。下関市立長府博物館(山口県)に別本が所蔵されている。」
明治政府の大日本帝国憲法がどんな変遷を経て制定されたか? その背景を示す憲法草案推敲過程の文書がいくつか紹介されている。
伊藤博文、井上毅、陸奥宗光などの日記・書簡その他が掲載されていて、当時の時代背景をその気になればかなり知ることができる一級の史料が閲覧できる。たぶん政治史研究には不可欠の史料だろう。
政治についての門外漢でも、次のような所蔵資料の紹介には興味が湧くのではないか。「錦絵(国会議事堂)」<憲政資料室収集文書1298>は明治28年5月発行、今井敬太郎(百花堂)の作成という。
明治時代の国会議事堂がどんな姿だったか、今まで考えたことがなかったので興味深い。また「国会議員双六」<憲政資料室収集文書1238>というのも発行されたというのだからおもしろい。
国会法130条には、国会に国立国会図書館を置くという規定があり、国会図書館法が制定されている。その法により国立国会図書館が昭和23年(1948)に設立されたのだとか。国会議員の調査研究に資する一方で、「国民の情報ニーズにも応える機関として位置付けられている」という。
本書末尾に付された「国立国会図書館の概要とデジタル化事業」の一文は、国立国会図書館の経緯とデジタル化事業の進展経緯がわかって参考になる。
本書を傍に置き、解説を読みながらデジタル化された資料を閲覧してみてほしい。知の宝庫にアクセスするトリガーとなるに違いない。国立国会図書館があなたの手許にくるのだから・・・・・。
ご一読ありがとうございます。
↑↑ クリックしていただけると嬉しいです。
補遺
ホームページからアクセスし、本書に掲載されている所蔵資料のいくつかを取り上げてご紹介しておこう。番号は本書に掲載された番号である。適宜参考程度のコメントを付記した。コマ番号は本書に掲載された写真の該当コマである。アクエス先からコマを選択する必要がある。
6.てんじんき 3冊 巻中 24(右)・23(見開き)・22(左)コマ目で一つの場面
奈良絵本。菅原道真について天神縁起を絵入り本にしたもの <WA32-20>
7.小袖曽我 奈良絵本 幸若舞曲「小袖曽我」を題材に 16-18コマ目 <WA32-18>
8.太子伝記 奈良絵本、8冊、第3冊の第4図 21コマ目 <W32-21>
9.義経記 古活字版の丹緑本、8巻、第3巻・33コマ目 <WA7-266>
10.小倉百人一首 歌と歌人肖像掲載墨刷り絵本 菱川師宣画 31コマ目 <寄別5-7-1-10>
22.江戸日本橋ヨリ富士ヲ見ル図 <寄別2-9-1-10>
33.論語 [天文版論語] 10巻 合1冊 48コマ目 <WA6-90>
36.源氏物語 平仮名活字本 慶長年間 54冊 桐つほ 各巻単位 <WA7-263>
46.本草図譜 巻5-96 岩崎灌園著 江戸時代末 2,920品 一覧 <に-25>
50.南総里見八犬伝 曲亭馬琴著 読本 一覧 <本別3-2>
71.暁斎絵日記 河鍋暁斎自筆 2軸3冊 一覧 <WA31-14>
85.文久年間和蘭留学生一行の写真 1865年オランダで撮影 1枚<津田真道関係文書47-3>
96.伊藤博文手記 外遊日記 1873/3/7~3/12 <伊藤博文関係文書(その2)書類の部1>
直接関係する事項を併せてネット検索してみた。一覧にしておきたい。
国会法 :ウィキペディア
国会法(昭和二十二年四月三十日法律第七十九号) :「e-Gov」
国立国会図書館法 :ウィキペディア
国立国会図書館法(昭和二十三年二月九日法律第五号):「e-Gov」
国立国会図書館法によるイタネト資料の収集にインターネット資料の収集について
国立国会図書館
蔵書構築 :「国立国会図書館」
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(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません。
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)
つまり、本書は国会図書館にはどんな所蔵資料があり、既にどんなものが公開されているか、その先端に触れて、中を覗いてみようという動機づけになる。
「国会図書館デジタルコレクション」の目次ページには、「国立国会図書館」のホームページからしかアクセスできない。直接に目次ページにはアクセスできないようである。
ホームページの左に縦に並んだメニューからの項目選択でのアクセスである。ただし、一旦アクセスした作品・史料などのアドレスを記録しておくと、その後はダイレクトにアクセスが可能となる。
私自身試してみた。貴重な資料類にアクセスできるきっかけができて有益だった。今までに、「近代デジタルライブラリー」はしばしば使っていたが、それがほんの一領域だったことを知った。またこれほど、様々な所蔵資料が既に一般公開されているとは!
まさに国立国会図書館は「知の宝庫」である。
本書の目次をまず、紹介しておこう。
第1部 貴重書と古典籍
第1章 書物の華 ~絵本・絵巻・錦絵など~
第2章 書物の歴史 ~奈良時代から江戸時代まで~
第3章 さまざまな資料 絵図、記録、名家の筆跡
第4章 外国の書物 ~中国・朝鮮、西洋~
第2部 憲政資料
第1章 幕末洋学
第2章 維新明治期
国立国会図書館の概要とデジタル化事業-本書の背景として
本書の副題は「竹取物語から坂本龍馬直筆まで」となっていて、まさにこの二部構成を象徴しているとも言える。
たとえば、「竹取物語」というキーワードで検索すれば、現時点でデジタル化されている関連資料が一覧としてずらりと画面に列挙されるこれでは、どれから見て良いやらわからない。「竹取物語」に関心があり、既に目的がはっきりしている人には、どれを見たいかの目処がある。そうでなければ、どれか一行を思いつきでクリックしてみるしかないだろう。それでは楽しめない。
また、普通にホームページにアクセスするだけでは、書名・作者名・発行時期・発行者などの最小必要源の情報があり、後は現物のデジタル化された映像を見るだけとなる。本書は当該資料について、簡潔な内容説明、背景説明などが特定ページの写真とともに記載されているので資料へのアクセスとして参考になる。その資料を見るポイントもわかる。
最初は、本書を手許においてその作品・資料にホームページからアクセスして、閲覧しながら読むとおもしろさ、興味が倍増すると思う。
本書の特徴は、掲載資料の作品名、書誌事項、簡潔な解説をすべて、英語で併載しバイリンガル書になっていることである。外国人の人にも使えるガイド書となっている。
たとえば第1章では、まず1として「おどりの図」が紹介されている。
その次に「[江戸初期] 写 1軸 縦23.5cm <WA31-9>」と記載され、この「おどりの図」に関する最小限の資料説明がある。この最後の2.竹取物語 肉筆彩色絵巻 <本別12-3> 3巻本 [下] 22コマ目
3.義経奥州下り <WA31-18> 12コマ目
4.十二月遊ひ [上] 祇園の山鉾図は25コマ目 <WA31-19>
5.ゆや 謡曲「熊野(ゆや)」を題材 奈良絵本 9コマ目と11コマ目 <WA32-19>
見るだけならこれでも充分。この貴重資料の背景を、本書の簡略な説明で読むと、興味が増してくるという次第だ。
第2章から井原西鶴著『好色一代男』を取り上げてご紹介しよう。
本書では、まず42.として大阪の秋田屋から出版された『好色一代男』8巻本<WA9-3>を掲載している。請求番号で検索すると、8巻の一覧が画面に出てくる。
それでは、本書に掲載のページはどこか? それは読者が探さすことになる。この推測と探究がまたおもしろいといえる。
この場合は、第1巻の2つめの挿絵場面のページだった。8コマ目である。
だが、一例として面白いのは実は11コマ目だったりする。当時の読者はこの挿絵を見て、どう思っただろうと想像すると面白いのではないか。たぶん軽犯罪などという概念はなかっただろう・・・・。
43.として、当時江戸版がそれほどのタイムラグなしに急いで刊行されたそうだ。その江戸版『好色一代男』<WA9-10>は菱川師宣が挿絵を描いたそうである。解説がおもしろい。
江戸版は版型が小さく料紙もやや劣るうえに、文章も誤脱が多いものだったそうな。江戸版の第1巻は、挿絵のテーマは同じだが、大阪版とは絵の場面の描き方がかなりちがうという点が興味深い。これは江戸の人々の生活感覚に合わせたのだろうか。それとも、大阪版に対抗した江戸の心意気、菱川師宣の意識の反映なのだろうか? 文字部分は読めなくても(私には判読無理!)、挿絵を見ていくだけでもおもしろい。対比的にみれば、もう一つおもしろさが加わるのだ。こちらは7コマ目である。
第3章の冒頭には52.として江戸初期の写で、通称「慶長日本総図」<WA46-1>が掲載されている。伊能忠敬が日本全体の測量をする以前の地図だが、日本の形状は北海道を対象外としてほぼ把握されている。
そして、53.としてあの伊能忠敬の測量した地図「大日本沿海輿地全図」が閲覧できるのだ。日本歴史の教科書で大昔に習ったこと、その地図がデジタル化によりいつでも見られるということは、すばらしいことだと思う。
調べて見ると、本書に掲載されているのは、第90図「武蔵・下総・相模(武蔵・利根川口・東京・小仏・下総・相模・鶴間村)である。一覧から該当地図を閲覧してみてほしい。この地域に住む人なら、一層親近感が生まれるのではないだろうか。
そして、なんと正岡子規自筆の「絶筆三句」<WB41-61>にも5コマメで見ることができる。
本書には、同じ明治35年(1902)に子規が描いた「草花帖」<WB38-1>や自筆の「子規居士自画肖像」<WB41-58>も掲載されている。子規の横顔写真は本で見たことがある。しかし本書で初めて自筆肖像画を見た。
正岡子規の存在が身近になる。これがデジタル化の効用だろうと思う。いつでも、どこにいても、正岡子規が隣りに存在するような・・・・。これは他の古典籍も同様である。
知の宝庫がそこには広がっている!
最後に第2部の「憲政資料」に触れておこう。
ここには、中岡慎太郎筆跡という「亡友帖」の中に、坂本龍馬による「新政府綱領八策」<石田英吉関係文書1-5>が記録されている。映像の上段がそれである。
解説には次のように記されている。
「坂本龍馬が、いわゆる『船中八策』をもとに、議会制度、官制、外交、大典の撰定、軍制など後の明治新政府の基礎となる建言を起草して、土佐藩重役に示した政体案。伏字部分は山内容堂説、川慶喜説などあり、今も通説は定まっていない。下関市立長府博物館(山口県)に別本が所蔵されている。」
明治政府の大日本帝国憲法がどんな変遷を経て制定されたか? その背景を示す憲法草案推敲過程の文書がいくつか紹介されている。
伊藤博文、井上毅、陸奥宗光などの日記・書簡その他が掲載されていて、当時の時代背景をその気になればかなり知ることができる一級の史料が閲覧できる。たぶん政治史研究には不可欠の史料だろう。
政治についての門外漢でも、次のような所蔵資料の紹介には興味が湧くのではないか。「錦絵(国会議事堂)」<憲政資料室収集文書1298>は明治28年5月発行、今井敬太郎(百花堂)の作成という。
明治時代の国会議事堂がどんな姿だったか、今まで考えたことがなかったので興味深い。また「国会議員双六」<憲政資料室収集文書1238>というのも発行されたというのだからおもしろい。
国会法130条には、国会に国立国会図書館を置くという規定があり、国会図書館法が制定されている。その法により国立国会図書館が昭和23年(1948)に設立されたのだとか。国会議員の調査研究に資する一方で、「国民の情報ニーズにも応える機関として位置付けられている」という。
本書末尾に付された「国立国会図書館の概要とデジタル化事業」の一文は、国立国会図書館の経緯とデジタル化事業の進展経緯がわかって参考になる。
本書を傍に置き、解説を読みながらデジタル化された資料を閲覧してみてほしい。知の宝庫にアクセスするトリガーとなるに違いない。国立国会図書館があなたの手許にくるのだから・・・・・。
ご一読ありがとうございます。
↑↑ クリックしていただけると嬉しいです。
補遺
ホームページからアクセスし、本書に掲載されている所蔵資料のいくつかを取り上げてご紹介しておこう。番号は本書に掲載された番号である。適宜参考程度のコメントを付記した。コマ番号は本書に掲載された写真の該当コマである。アクエス先からコマを選択する必要がある。
6.てんじんき 3冊 巻中 24(右)・23(見開き)・22(左)コマ目で一つの場面
奈良絵本。菅原道真について天神縁起を絵入り本にしたもの <WA32-20>
7.小袖曽我 奈良絵本 幸若舞曲「小袖曽我」を題材に 16-18コマ目 <WA32-18>
8.太子伝記 奈良絵本、8冊、第3冊の第4図 21コマ目 <W32-21>
9.義経記 古活字版の丹緑本、8巻、第3巻・33コマ目 <WA7-266>
10.小倉百人一首 歌と歌人肖像掲載墨刷り絵本 菱川師宣画 31コマ目 <寄別5-7-1-10>
22.江戸日本橋ヨリ富士ヲ見ル図 <寄別2-9-1-10>
33.論語 [天文版論語] 10巻 合1冊 48コマ目 <WA6-90>
36.源氏物語 平仮名活字本 慶長年間 54冊 桐つほ 各巻単位 <WA7-263>
46.本草図譜 巻5-96 岩崎灌園著 江戸時代末 2,920品 一覧 <に-25>
50.南総里見八犬伝 曲亭馬琴著 読本 一覧 <本別3-2>
71.暁斎絵日記 河鍋暁斎自筆 2軸3冊 一覧 <WA31-14>
85.文久年間和蘭留学生一行の写真 1865年オランダで撮影 1枚<津田真道関係文書47-3>
96.伊藤博文手記 外遊日記 1873/3/7~3/12 <伊藤博文関係文書(その2)書類の部1>
直接関係する事項を併せてネット検索してみた。一覧にしておきたい。
国会法 :ウィキペディア
国会法(昭和二十二年四月三十日法律第七十九号) :「e-Gov」
国立国会図書館法 :ウィキペディア
国立国会図書館法(昭和二十三年二月九日法律第五号):「e-Gov」
国立国会図書館法によるイタネト資料の収集にインターネット資料の収集について
国立国会図書館
蔵書構築 :「国立国会図書館」
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その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
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