◆自由な投句箱/花冠発行所◆

主宰:高橋正子・管理:高橋句美子・西村友宏

3月29日

2014-03-29 08:02:31 | Weblog
●迫田和代
真っ直ぐな道を歩きつ虎杖を★★★★
まっすぐな道には虎杖などないと思うけれども、土手があれば虎杖が見つかる。こんな収穫は幼きころの思い出もあって、うれしいものだ。(高橋正子)

立ち止り摘み草をして又歩く★★★
さよならは又会う言葉大声で★★★

●小口泰與
花水木ジャズの流るる街の角★★★★
花水木は洒落た花で、ジャズの流れる街角が似合う。それも、そんなに新しい街でないところがいい。

紅梅や下仁田在の風やわし★★★
体調を崩すは何時も木の芽時★★★

●多田有花
人々の暮らしの中に桜咲く★★★★
たしかに、桜は人々の暮らしのなかに咲いている。農小屋の傍らに見事な桜があったり、民家の裏手にあったりと。人々はいつからか桜を身近な、暮らしの中の花として楽しんでいる。(高橋正子)

はくれんに真昼の日輪やや暑き★★★
山桜近しく寄れば真白き花★★★

●古田敬二
春光へ青鷺ゆっくり首伸ばす★★★
初燕孫に背丈を追い越され★★★
水温む水底魚影のこくなりぬ★★★★
コメント (3)
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