小富士山の変貌
西日本豪雨災害は、災害の少ないと言われてきた瀬戸内の島島にも大きな被害を残した。我が故郷の興居島も例外なく土砂が果樹畑を流した。そんな状況は聞いていたが、畑が少し落ち着いた頃の21日、摘果作業をするため高浜港に降りた。対岸にそびえる「小富士山」の姿に私の心の言葉が消えた。穏やかでのんびりとしながらも堂々としていた山が、永遠と信じていた山が・・・・・。山肌に亀裂が数本走っている。高浜港6時15分発興居島行きのフェーリーには「ボランティア」の方々も乗船していて、奇特な活動に感謝の気持ちでいっぱいになった。農作業は猛暑が堪えるので11時に終了する。その後島一周道路を車で走って見る事にした。山の上を走ってみると、無残な状況を多々見る事となり、辛い・重い・悲しい気持ちになった。でも今日も空は青いし、海は穏やかな夏色で癒してくれた。が、故郷に元気がでる事、意欲が沸く日々、くるのかなあ。私は何ができるかな。
泊小学校は土砂置き場に変貌