手麻利・織子

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大崎上島 きのえ温泉に出かけました

2024-09-19 10:39:02 | 日記・エッセイ・コラム

 大崎上島 きのえ温泉に出かけました 

 半年ぶりに温泉の会の行事に参加することができ、大崎上島 きのえ温泉に出かけた。大崎上島は大三島と隣接する広島県との県境の島です。50年前、私は大三島で暮らしていたので、バスから見える案内板や風景を感慨深げに眼を凝らした。様変わりしている所も多いが懐かしい姿も見えて嬉しくなった。又、添乗員さんの案内で、「忠海港」「きのえ」の言葉は、その頃日常によく出ていた場所だったので、その言葉も心地よく耳に流れた。

 大三島から出た船は15分で大崎上島へ到着した。海運が盛んな時代に賑わった旅館や遊び処が並ぶ通りは、朽ち果てている状況で残っていた。文化財を保存するということは、口では容易いが個人の力の限界を感じながら歩いた。

 「きのえ温泉ホテル清風館」は素晴らしい宿でした。一番は温泉の泉質(ナトリウム カルシウムを多く含んだ塩化物冷鉱泉)です。すごく塩辛い湯に驚き、又、湯上がり後の爽やかな肌がいつまでも続くのに感動・感動でした。二番目は景観です。ホテルのベランダからは穏やかな瀬戸内海の海、のどかな島々、ゆっくり進むタンカー船・・・・・。癒しのパノラマが流れた。

 三番目は料理です。「アワビのバーター焼き」と「もいか」と「鯛」の刺身は、うなりました。美味しくて!! 

私の育った島も30年前ごろには、冬の大潮の夜、磯を3時間程歩けば岩の隙間からサザエやアワビを取ることが出来た。みかんのちぎり籠に貝を一杯つめて、それはお正月料理になった。一番多く取った男の自慢話と大きな貝を見つけた話に酒は進み、漁の下手な私は酒の肴にされていた風景が浮かび、父や母の顔を久しぶりに思い出すことができた。彼岸花の月です。

アワビは昔食べたかぶりつきで食べた。他の人はナイフとフォークでいただいていた。今日は合掌の日になった。

  

 料金6,600円

     

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