野本久美さんの作品展鑑賞
織り姫たち4人は、大洲「トゥデイズギャラリー」を目指して出発。慣れないカーナビに持て遊ばれながら到着。粋な着物・染色された大胆な洋服・繊細な絹糸で織りあげられたマフラー等々制作者の心のひだが感じられる作品群だった。私の意欲を掻き立てられた技術は、①細い糸と太い糸を組み合わせた手法のマフラー ②よりをかけて縮む手法のマフラー ③縦縞のグラデーション手法 私の感性で出来る範囲次のつなげ様と思った。
他の織姫たちも感動・感動・感動の時間だった。
大洲散策
早春の肱川を流れる風は、菜の花色をして私たちを案内してくれた。油屋での食事・感動の臥龍山荘・おはなはん通り等、ほっこり感をいっぱい頂いたひと時だった。最後に高橋英樹が立ち寄ったお店のしぐれをお土産に岐路に着いた。
ふきとふきのとう
先日、日本料理店でランチをいただいた。食通の「おとなかわいい」さんのお馴染み店で、細やかな料理が運ばれてきた。絶品は山芋がかかった茶わん蒸しだった。私が失笑されたのは「ふきのとう」の天ぷらを食したとき、「ふきの匂いがする」と言った。すると「ふきのとうはふきの芽ですよ」言われ、二人で大笑い。
島で育った私は、野良ばいのツワブキと我が家のみかん畑の隅にふきが育っていたのは知っていた。その両者とも大嫌いな食材だったので、口にすることなく育った。大人になってふきは仕方なく食べていたが、ふきのとうは食べた事がなかった。私の頭の中ではふきのとうがふきと同じとは夢にも考えつかないことでした。(私ってこれでも大人?)
おひなさま
7段飾りのお雛様を飾った。小柄の私には段を組み立てるのが大変だったが、十数年ぶりに飾られたお雛様は晴れやかにおすましをしたいる。赤い毛氈が我が家に明るい春を運んでくれたようだ。
あじろ変形織に挑戦
二色の糸で、経糸の通し方と緯糸の入れ方を同一色を二回入れることで、模様が出てくる。足は平織の足となる。
2月28日、南三陸町の人々の震災復興ドキュメンタリー映画が上演された。私は2年前わずか2日間だったが南三陸町で泥やがれきの片づけに参加していた。私が見てきた光景や片づけた介護施設が映像から流れると、涙が込みあがった。一人ぼっちになった方はまだまだ立ち上がれない日常だが、家族や人の支えで前を踏み出している人々もいる。映画を見て、震災の方々は生き抜いている、私は「それでも 私は 生きてゆく」という言葉が胸に浮かび、日々精進しなければと思った。
我が家のハクレン開花(3月3日)