デヴィッド・ボウイの3作目は『世界を売った男』(1971年)です。
(女装しているボウイ!)
正直、このアルバムは、映画『地球に堕ちて来た男』のサントラ盤かと勘違いしてました。
以前に1度、この映画を観たことありますが、よくわからなかったので、そんなにいい印象が残ってなくて、このアルバムもそんなところで今ままで聴いていなかったのですわ。
このアルバムから、ギターはミック・ロンソンが担当し、ハードなブギ主体のゴリゴリのアクセントのギターワークが楽しめます!
ベースは、トニー・ヴィスコンティ!(今まで映画監督かと思ったいました・・・)の派手派手で縦横無尽のベースワークがたまらなくいいのです!
この二人の強靭なサウンドに支えられ、ボウイのボーカルもいよいよ艶を増して行き、変身して行く”様”を体験できるアルバムに仕上っています。
冒頭1曲目〈円軌道の幅〉3重のユニオンの演奏からハードロック特有のギターソロに続き、一変して、美しい闇の世界に導かれながらどんどんと曲は肥大化して行きます。これは正にプログレです。
2曲目〈オール・ザ・マッドマン〉これもプログレ色が濃い曲です!
3曲目〈ブラック・カントリー・ロック〉名前の如く、ブラックミュージック特有のノリが生きてます。
4曲目〈アフター・オール〉歌謡舞台のような曲。
5曲目〈ランニング・ガン・ブルース〉
6曲目〈教世の機械〉
7曲目〈シー・ショック・ミー・コール〉
8曲目〈世界を売った男〉えっ・この曲聴いたことあるぞ?
ニルヴァーナのアンプラグドでカートが歌った曲だ!イントロからカッコ良い。
(いいアルバムですよ)
9曲目〈スーパーメン〉ラストの曲は、これはもう壮大な曲である。
”Super God”ここからジギーは宇宙を彷徨うのだ・・・