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ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

寒雀

2018年01月09日 | 俳句

 今日の寒さは今季一番とか…とにかく寒い! 外に出ると寒風が体を突き刺してゆくようで、すぐに車に飛び乗りました。この度買い換えた車はシートに暖房が付いていて、すぐに背中が温かくなります。だから室内が温もらなくても寒さを余り感じないんです。車もどんどん進化して…その分人間が堕落していってるんでしょうが…ほんとに私などはすぐに容易い方に流されて、困ったものです。

 午後から句会でした。大体毎年1月は第一火曜日と第二火曜日の教室を合同で行います。それで合計19名が、今日は2名欠席で17名でした。兼題は〝寒雀〟、冬の季語です。「ふくら雀」ともいい、寒中は食物が乏しくなるのでひときわ人家の近くに来て、餌などをやると馴れていつも来るようになるようです。でも我家は猫がいるので、米を撒いてやってもなかなか警戒して来てくれませんが…。

   寒雀顔見知るまで親しみぬ     富安 風生

 このように寒雀と顔見知りになれるなんて楽しいでしょうね。名前なども付けて…。そういえば、以前のブログで紹介しました『にっぽんスズメ散歩』(発行所・株式会社カイゼン)の中の、宇部市の神父・高柳弘史さんのことば、「真冬の朝に羽毛をいっぱいに膨らませて丸くなった〝ふくら雀〟と出会ったとき…本当に感動しました。同じ鳥が、寒い時期と暖かい時期であれほど姿を変えるということに…」と、雀に惹かれた理由を述べておられました。(写真は高柳弘史さんの可愛いものを転載させて頂きました。)

 

 

 

 ところで、兼題句は殆ど〝寒雀〟を使っていましたが、1句だけ〝ふくら雀〟で詠んだのがありました。それは〈ふくら雀息で脹らむ飴細工〉です。句としては未完成の感じですが、飴細工との取合わせはなかなか面白い! 点も結構入っていました。でも、飴細工って脹らませて作るの?という疑問が私にはありました。だって、お祭りなどで手で捏ねて作るのしか見たことないんですもの。作者に確かめようにも今日は欠席、そこでちょっと調べてみました。ありましたよ!やっぱり、私が知らなかっただけなんです。

 飴細工の技法には、①引き飴 ②吹き飴 ③流し飴 ④岩飴 ⑤糸飴の5種類あること。その中の「吹き飴」というのは、「ふくらし飴」とも呼ばれ、息で吹いたりポンプを使ったりして、空気を飴の内部に送り込むことにより丸い立体的な形を作る技術で、果物や動物などを作るのに用いられるんですって。今日も勉強させて貰いました~。感謝です! 機会があれば作るところを是非見てみたいものですね。

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