ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今日の兼題は〝正月〟

2018年01月19日 | 俳句

 今日はK教室の初句会でした。

 先月、「先生の句集のお祝いをしたいので、来月は30分早く来ていただけませんか?」と言われていましたので、1時前に到着。会場のドアを開けると…ナントお抹茶の準備中でした。それも今日の当番男性2人。そのお二人がせっせと点てておられるのを女性陣は座って待ているじゃありませんか…まるで「女正月」みたいね! というと、大笑いでした。各自お茶碗を持参したらしくいろいろなお茶碗が…私のはどなたかが持って来て下さった松竹梅のお茶碗、お菓子はもちろん〝花びら餅〟で、新年の季語です。「初釜」という正式な催しでなくても、今日のような簡略なものを、「点初」(たてぞめ)「初茶湯」(はつちゃのゆ)「初点前」(はつてまえ)などと詠んでも構わないと思いますけどね。

 初句会らしくてとてもよい雰囲気で、おまけにお祝いまで頂き、本当に美味しいお抹茶でした。男性が点てたからか実にきめ細かでまろやかなお点前でした。感謝、感謝です。

 今日の兼題は「正月」。ウーン、今までこれほどズバリの兼題は出たことなかったですね~。さあ、今日はどんな句が出るのでしょう。楽しみです。この教室には男性が3人いて、結構面白い句を見せてくれるんですが…今月は…イマイチでした。この兼題はやはり女性の方が有利のようですね。最高点句は〈正月や何をするにも初をつけ〉でした。作者は、俳句を始めての初めての正月…何にでも「初」を付ければ季語になるということが楽しくて…と。採った人も言っていましたが、本当にそのとうりですね~。もう一つ面白い句がありました。〈正月や団とる子等の高き声〉この句は「団とる子等」が今一つ分かりにくく、どういうこと?と聞くと、作者曰く「子供らがお正月に集まって来て、炬燵に入りお年玉がいくら貰えるかとワイワイ…」と。確かに「団」には「ひとかたまりになって集まること」という意味がありますが、暴力団とかの「組織立って集まった仲間」という意味もありますので、正月早々なんだか物騒…というと爆笑です。そこで〈正月や皮算用の子らの声〉とちょっと諧謔的に直してみました。

 句会が終って帰る時の…真っ赤な真っ赤な太陽…写真撮ったらどうして?といつも思います。スマホだからでしょうか。

 

コメント
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