今日は朝からすっきりと晴れ上がったので洗濯などしてと…ついうっかり時間を忘れていました。気がつくと10時前です。こりゃあ大変!と、大急ぎで出かけましたが、ちょっと遅刻。ゴメンナサイ!外出自粛で自宅にいるのが当たり前になっていて、時間的な感覚が麻痺してしまったようです。前日までは忘れないようにと気をつけていたんですけどね。
今日は、2020年度の宇部市芸術祭・俳句部門の運営委員会が、10時からだったんです。いつもの事ながらですが、最近は特に箍が緩んでしまったみたい。やっぱり私には適度の刺激がないと、本当に惚けてしまいそう!
会議は、もちろんこういう時期ですから3密を避けて…いつもは窓のない部屋でしたが、今回は窓があってそれを開放し、長机には一人ずつ。各自がマスクして、入口には手洗いの消毒液が用意されていました。渡辺翁記念館も文化会館もまだ24日まで閉鎖されていますので、人の出入りは全くないのですけどね。そういえば、来る途中制服を着た学生たちにたくさん会いました。学校もまだ休校中なのですが、臨時の分散登校日を設けているからだとか…。でも、生徒たちが元気よく登校する姿を見て、エエッとびっくりするのも異様ですよね。当たり前の風景なのに。当たり前が当たり前でなくなる世の中って…ある意味、怖いです。
さて、会議の一番の問題はなんだったかというと、やっぱり新型コロナウイルス感染の状況次第での今年の〝俳句の集い〟をどうするかということ。一応実施日は11月29日(日)の午後からの予定になっていますが。
結局は、例年通りに実施するという方向で募集等を進め、〝俳句の集い〟に関しては近づいた時の状況で中止か実施かを判断しようということになりました。しかし、このところ応募者が年々減少傾向にあるため、何とかしたいというのは委員のみんなの気持ちなのですが、このコロナ騒ぎでは何もかもが後退していくのは自明の理のような気がします。良くも悪くもあらゆるものが一つの転換期を迎えるのではないかということ。このままコロナによる〝新しい生活様式〟の暮らしがずうっと続くとすれば、こういう大会や〝集い〟などというもののあり方も考え直さなければなりませんものね。
午前中で会議が終ったので、久しぶりに記念館前の公園を少し歩くと、もう新緑が眩しくって…まさに五月の〝みどり〟を実感しました。やっぱり外へ出かけないと、感性というものは磨かれませんね。
新緑の香に新緑の風を待つ 稲畑汀子
その新緑に映えて、まだ咲き残っていた躑躅の色がとっても鮮やか。これもまた、初夏の陽光で眩しくって目が開けておられないほどでした。
眦(まなじり)につつじの色のかたまれる 上野泰