昨日は朝から一日中の雨…でも、それまでが晴天ばかりでしたので、植物にはいいお湿りかも。鉢に植え替えたりした諸々のものが、このところ気温が高くなって毎日水をやらないとすぐにぐったりしていましたが、昨日は自然からのたっぷりの水で生き生きです。やはり何事も偏りすぎというのはよくありませんね。
この地上を人間の都合ばかりを考えて自然の条理を変えてしまうというのは、いつかそのつけが回ってくるのではと私は思っていました。このところ頻繁に起こる自然災害にしてもしかり、今回の新型コロナウイルスの猛威にしても何らかの関係があるのかも知れません。だって地球温暖化を促進させているのは人間だけなんですから…
さて、昨日は「憲法記念日」、晩春の季語で、現行の日本国憲法が施行された昭和22年(1947)の日を記念する国民の祝日です。毎年、この日には憲法に関する論議や集会が各地で開かれるはずでしたが、今年はコロナ騒動でそれどころではなかったでしょう。よくは分からないのですが、安倍首相が当初掲げた2020年の新憲法施行という目標も、もうそれにはかまっておられない状況ですから達成するのはとても難しいのでは…。
現在全国での新型コロナウイルスが完全に峠を越えたとは、まだまだいえない状況です。そのため4月7日に発令された、5月6日までの緊急事態宣言が、今日、5月末まで延長されることが決定しました。政治には全く疎い私でさえ、安倍政権の今までの取り組みなどについては、〝これ、ちょっとおかしいのでは?〟〝なに考えてるのよ!〟と思うことばかりでしたが…。何だか外出自粛や3密、マスク・手洗い・うがいなどというものに段々慣らされてきているような、…まあ、それはいいとして、それよりも日本の経済は今後どうなるんでしょうか?これもまた難しい話で、経済評論家などの談話を聞いても…ウウ~ン、もう私の頭ではムリ、ムリ!
憲法記念日何はあれけふうららなり 林翔
翔先生の、これはいつ頃の句でしょう。季候もよく精神的にも穏やかでのんびりとした…まさに〝是好日〟。この句は季重ねになるんですが、〈うららなり〉は季語というより本来の意味そのままで使われたものでしょう。この頃の時候からすればこれが普通かな。私なんか、「憲法」などという七面倒くさいものを思うよりも、一年に一度しか訪れない〝黄金週間(ゴールデンウィーク)〟の中の、ありがた~い一日ぐらいにしか考えていませんでしたから。翔先生にもそんな気分が少しはあったのかしら…〈何はあれ〉という表現にそれが見て取れますもの。〈何はあれ〉というのは〝何はともあれ〟の省略でしょうから、〝まあ憲法論議などという固ぐるしいものは、それはそれとして…〝ということでしょう。
さて、今日の5月4日は「みどりの日」、う~ん、これは先日も書いたのですが、制定されたのが平成19年と新しくて、まだ有名な例句も知りません。が、〝緑の週間〟や〝植樹祭〟がその頃の関連としてあり、これは戦後からですので、例句もたくさんあります。私も詠んだことがありますが、「みどりの日」はまだありません。ということでここで一句詠めばいいのでしょうが、…やめておきます。そのうち発表できるような句が生まれればその時にでも発表しましょう。アハッ
そういえば、「みどりの…」ということから、ふっと次のような歌が口をついて出てきました。みなさんもよくご存じでしょう。でも、これいつ頃覚えて、題は何という歌だったのかしら?
みどりのそよ風 いい日だね / 蝶蝶(ちょうちょ)もひらひら 豆のはな / 七色畑に 妹の / つまみ菜摘む手が かわいいな
調べてみましたら、この歌の題名は「緑のそよ風(みどりのそよかぜ)」で、作詞清水かつら、作曲草川信の童謡歌曲。春の光景を描いたのどかな歌詞と、明るく朗らかな旋律が特徴。1948年(昭和23年)1月にNHKラジオで発表されたということでした。なるほど!子どもの頃にラジオで聞いて覚えたんでしょうかね。
写真は、猫と梟(ふくろう)の風車。この〝風車〟も春の季語なんですよ。普通の風車はセルロイドやビニールなどで作られた玩具ですが、これは木で出来ています。だからかなりの風が吹かないと回りません。昨年の秋のお祭で買ったものですが、そのまま納戸においていましたので、先日コロナ撃退に庭の入り口に立てました。さあ、みんなでガンバロウって!
連休もあと二日になってしまいましたが、そんなこと今回は関係ないですね。でも、こういう中で毎日働いてくださっている医療関係やスーパーマーケットなどの関係の方々、本当にありがとうございます。宇部でも最前線で対応の医療従事者の方々への感謝と応援のため、〝ブルーライトアップ〟を、常盤公園の石炭記念館で10日まで行っています。これも延長されるのかしら?