おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 逆調論篇 第三十四
第三節
帝曰。人有身寒。湯火不能熱。厚衣不能温。然不凍慄、是爲何病。
岐伯曰。是人者素腎氣勝。以水爲事。太陽氣衰、腎脂枯不長。一水不能勝兩火。腎者水也。而生於骨。腎不生則髓不能滿。故寒甚至骨也。所以不能凍慄者、肝一陽也。心二陽也。腎孤藏也。一水不能勝二火。故不能凍慄。病名曰骨痹。是人當攣節也。
語句の意味
凍=トウ。コオる。氷結する。コオり=氷。凍氷。コゴえる。寒さのために感覚がにぶる。
慄=リツ。オソれる→恐。オノノく。がたがたふるえる。ぶるぶるふるえる。ぞっとする。すくむ。
腎気=腎の蔵する精、とくに生殖能力・生殖器官の発育成熟をつかさどる精気。新・東洋医学辞書ソフト
腎気=じんき。①腎精の化生の気で、腎臓の機能活動、もしくは成長・発育および性機能の活動をさす。<素問上古天真論>「女子は七歳にて、腎気盛ん、歯更り、髪長す。・・・・・丈夫は、八歳にて、腎気実し、髪長し、歯更る。二八にて、腎気盛ん、天癸至り、精気溢れ瀉し、陰陽和す。故によく子あり、・・・・・。」<霊枢脈度篇>「腎気は耳に通ず。腎和するときは、耳よく五音を聞く。」②大横穴の別名。
以水爲事=鍼灸医学大系 (語句の解)
*これについて、王冰及び馬蒔は、性欲を縦しいままにすることに解しているが、それは妥当ではあるまい。張志聡の述ぶる如く、その人はもともと腎気が勝っているために、水寒偏証の状態となり、太陽の気との間のバランスがやぶれて太陽の気は益々衰え従って腎脂が枯渇して長じないようになってしまう。
腎脂=じんし。精のこと。<素問逆調論>「太陽の気衰え腎脂枯して長ぜず。」
東洋学術出版社素問【注釈】
一水不能勝兩火・一水 両火に勝つこと能わず―高士宗の説「この七字は下にある。誤ってここに重複しているのであり、衍文である」。
肝は一陽なり。心は二陽なり。東洋学術出版社素問【注釈】
高士宗の説・・・肝は陰中の陽である。そこで一陽とする。・・・心は陽中の陽である。そこで二陽とする
孤藏=脾臓または腎臓のこと。新・東洋医学辞書ソフト
孤蔵=孤臓=脾臓をさす。<素問玉機真蔵論>に「脾脈は、土なり、孤臓は以て四旁に灌ぐものなり」とある。この説は、脾土は中央に位置し、他の臓が春(肝)、夏(心)、秋(肺)、冬(腎)のそれぞれに旺じるが、脾臓のみ独り、四季に旺じるのでこの名がある。②腎臓をさす。<素問逆調論>に「肝は一陽なり、心は二陽なり、腎は孤臓なり。一水は二火に勝つこと能わず」とある。この一水とは腎水をさし、一個の腎水は肝、心の二陽の火に勝って制することができず、孤軍奮闘の意味があり、この名がつけられた。
二火=肝と心、または心と肺、君火と相火。新・東洋医学辞書ソフト
故不能凍慄=鍼灸医学大系 (語句の解)
*凍慄すること能わずという表現は、日本人にはちょっと異様に感ずるのであるが、この場合の「不能」という意味は、周囲の事情からそういうことはあり得ないという意味である。
攣=レン。ヒく→引。カカる。つながる。ひっつれる。こいしたう=恋。
攣節=関節のひきつれ。
明解漢和辞典、漢方用語大辞典、鍼灸医学大系、東洋学術出版社素問
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